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「踊る」の世界#08 第5話を見直す
第5話 「彼女の悲鳴が聞こえない」(1997年2月4日 放送)
脚本:君塚良一 演出:本広克行 視聴率:18.1%
<ゲスト>
野口達夫(伊集院光)、援助交際のパパ(きたろう)、女子高生(小池栄子)


ストーリーネタバレを含みます)
援助交際希望でケンカになった女子高生たちの取り調べに苦闘する青島と和久。その頃、帰宅途中のトンネルですみれは、謎の男に「火曜日じゃなくても現れるよ」と呟かれながら襲われる。
湾岸署に傷害事件が発生したと入電。襲われた女性が自ら警察官だと名乗ったことより、青島たちはその女性はすみれではないかと推測し、湾岸署を飛び出す。連絡を受けて病院にやって来た袴田課長と魚住係長。すでに青島たちが事件を調べ始めており、すみれを襲った犯人が、3年前に逮捕し1年前からすみれを付け狙っていた「野口達夫」だということが判明する。それぞれが捜査を開始し始め、青島はすみれの様子を見に行く。処置室へ入ると「お花とメロンは?」というすみれの声が聞こえる。すみれは骨にひびは入ったものの軽傷で済んでいた。怖くて家に帰りたくないすみれに青島はおばあちゃんから貰ったお守りを渡し、捜査に向かう。
翌日の朝。青島と和久は野口の家を張り込んでいた。青島は和久から、すみれは3年前に婚約していたが、事件以後、右腕に残った大きな傷を気にして婚約を解消していたことを聞く。傷は元に戻らないけど、心の傷は直してやりたいと思いを伝える和久。
一方、湾岸署ではすみれの仇を取ると署員が息巻いていた。署員のほとんどがすみれは殉職したものだと思っていたが、湾岸署に戻ってきたすみれを見て状況を理解する。数時間後、青島に会うため刑事課を訪れる雪乃。青島が帰ってくるまですみれが応対する。しばらくして青島と和久が帰ってきた。雪乃の話を聞こうとする青島だったが、「いろいろお世話になりました。」と言って去ろうとする雪乃。何かを話したい素振りを見せるのだが、平気だと言って湾岸署を後にする。
その後、湾岸署内で捜査会議が開かれる。野口は単なる仕返しだけでなく、すみれのストーカーだと確信する青島。真下に本店のコンピュータをハッキングするように頼む。そこへすみれ宛の宅配便が届く。中身はビデオテープで、野口本人が映っていた。野口はすみれをアニメのキャラクターと混同しており、オタクでストーカーに変貌していた。それを見ていたすみれが震えだした。野口が映っていたテープは、すみれの家に侵入して撮った物だったのだ。急いで野口の家の家宅捜索を開始する青島と和久。
さらに翌日。捜査一課を訪れる袴田と魚住。野口は本庁が追っている別の事件の被疑者であり、すみれの事件も本庁の指揮下になることを知らされる。湾岸署では真下がアニメオタクのホームページを発見。野口だと断定した青島たちは開設者との接触を試みるため、メールを送りつける。
青島たちは一課の刑事の運転手をすることになってしまうが、その合間に真下は野口とのコンタクトに成功する。青島と真下は張り込みから抜け出し、嫌がるすみれに自分自身で逮捕するように説得する。
野口が指定した台場海浜公園の地下駐車場へ向かう青島とすみれ。青島のお守りを持ち、おとりになるすみれ。その後を青島が尾行する。途中で野口を見つける青島。後を追おうとするが野口もすみれも見失ってしまう。恐怖と戦いながらおとりを続けるすみれの背後に野口が立つ。危険を感じた青島がすみれの元へ向かう。恐怖のあまり声が出ないすみれにナイフを突きつけようとする野口だったが、間一髪で青島が取り押さえる。そこへ室井たち本庁の刑事が駆けつける。真下は室井に本庁のデータベースに忍び込んだことがばれ、すべてを話していたのだ。青島は室井に激しく怒られるが、「すみれさんに逮捕させたかった」と理由を説明する。「またね~」と叫ぶ野口に、青島は「次にやったら俺がお前を刺す」とナイフを向けて脅す。青島は室井に迷惑をかけたことを謝罪するが、「もう慣れた」と返す。青島にすみれを送っていくように命じる室井。青島の気持ちを理解した室井の配慮だった。
泣きながら帰るすみれの後を追う青島。話しかけるとすみれは、なぜ早く来なかったのかと怒り出してしまう。言い方にカチンと来た青島は、それでも助けたと話すが、守ってくれたのはお守りのおかげといって、怒りながらお守りを返し「アリガト」と言う。「ありがとうって笑顔でいうもんだよ」と愚痴る青島だった。

私見
すみれの事件が解決する回。今までにない緊迫した事件の中で、署長を交えた捜査会議は爆笑物。ストーカーの話が堂々巡りするシーンはNG大賞などで取り上げられたこともあります。また、このシーンでは和久刑事が缶コーヒーのプルタブを開けることが苦手であることが判明します。苦労して開けたのにあっさり入れたてのコーヒーと交換されてしまう和久さんがおもしろいです。
犯人役の伊集院光が本当に怖くて、気持ち悪いぐらいのストーカーを怪演しています。まだ、有名になる前の小池栄子も女子高生の一人として登場しています。ちょっとだけですけど。
青島のモデルガン集め、和久の盆栽とそれぞれの趣味が判明します。湾岸署名物「レインボー最中」も初登場。今後、更なるバージョンアップをします(笑)。
青島に言われる前に、真下が犯人とコンタクトを取っているというそれなりの優秀ぶりを披露しています。普段はヘナチョコの真下ですが、こういう仕事は得意のようです。
この回もシリアスとコメディがほどよくブレンドされておりますねえ。


【登場人物たちの名台詞】
特になし

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踊る大捜査線 | 15:56:50 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.39 「追跡者」
追跡者 特別版

原題 : U. S. Marshals
制作 : 1998年、アメリカ
監督 : スチュワード・ベアード
出演 : トミー・リー・ジョーンズ、ウェズリー・スナイプスほか

ストーリー
連邦保安官補のサミュエル・ジェラードが乗り合わせていた囚人護送機が、機内での銃撃戦により墜落してしまう。運良く助かったジェラードだったが、墜落機からマーク・シェリダンという囚人が逃亡したことを知る。ジェラードは部下を呼び寄せ、シェリダンの追跡を開始する。シェリダンは元CIAの特殊工作員で、2名のCIA部員を殺した容疑をかけられていた。

感想
逃亡者」でキンブルを必死に追跡したジェラードを主役にしたスピンオフ映画。ジェラードの部下たちも同じ設定で再登場する。
全体的な感想としては、まあまあ。「逃亡者」よりは物足りない感じがする。逃亡者ではキンブルが無実であることを映画を見ている側は知っているので、犯人は誰なのかとか、ジェラードの追跡をかわすとか、いろいろと面白い要素があったと思う。で、この映画は、ジェラードを主役にしているのだから、シェリダンをぎりぎりまで無実なのか、それとも本当に悪なのか、わからないようにしていればもっと面白かったかもしれない。
「逃亡者」でジェラードとその部下たちを気に入った人たちは、彼らがキンブル以外の事件ではどんな感じなのかを見てみるのも面白いかも。ただ、ちょっとショックな出来事が劇中で起こってしまうんだけどね・・・。


(シリーズ関連作品)
逃亡者


鑑賞記[タ行] | 13:59:41 | Trackback(0) | Comments(0)
「踊る」の世界#07 第4話を見直す
第4話 「少女の涙と刑事(デカ)のプライド」(1997年1月28日 放送)
脚本:君塚良一 演出:澤田鎌作 視聴率:15.7%
<ゲスト>
大木茂(井上慎一郎)、DJ(DORAGON)


ストーリーネタバレを含みます)
雪乃が退院する朝。青島は出勤前に病院へ立ち寄る。しゃべれるようになった雪乃を暖かく見守る青島と医師たち。担当医師から「雪乃さんの心の支えになってあげてください」と言われ、うなずく青島だった。
湾岸署の署長室で、袴田課長は警視庁の捜査一課長・島津から刑事を貸してほしいと頼まれる。湾岸署管内で連続強盗傷害事件の被疑者・大木茂が目撃されたためである。暇で退屈な刑事課の面々に本店行きを命じる袴田。しかし、魚住係長も真下も和久も捜査一課へ行くことを拒否する。そこで島津の口から「青島刑事を貸してほしい」と言われる。驚く袴田たちだが、島津は室井管理官たっての希望だからだと語る。青島は本店への協力捜査を命じられ、警視庁へ向かう。
捜査一課に到着すると、室井が待ち構えていた。張り切る青島だったが、捜査一課の刑事たちからは邪険に扱われ、単独捜査をする羽目になる。バーを張り込む青島の前に、すみれと真下が現れる。今日は火曜日であり、真下がすみれと朝まで一緒に付き合うためにバーへやってきたのだ。青島にじゃれつくすみれだが、実は隣の席で窃盗を行おうとする人物に注意を払っていた。青島の協力でスリを捕まえたが、その時警察手帳を出したために、バーにやって来た大木に現場を見られてしまい、逃げられる。
知らせを受けて湾岸署へ駆けつける室井と島津。単独捜査をしたことを責められる青島。スリを逮捕するためだと説明する青島に、一課の刑事たちはスリのようなクズ事件より、強盗傷害の方が大事だと言い放つ。その言動を聞いて顔を曇らせる湾岸署の刑事たち。すみれは自分のミスで犯人を取り逃がしたため青島に謝罪するが、青島は「すみれさんは自分の仕事をしたんだ」と逆になぐさめる。
翌日、足取りの重い青島は道草をくっていると、雪乃と再会する。アメリカ留学中に好きな人ができ、結婚の約束までしていたが、大好きな父にそのことを打ち明けられずにいた。父さえいなくなればとか思っていた矢先に永遠の別れが訪れ、一生言えなくなったと思ったことから失声症になったのだ。恋人との間に何らかのトラブルがあった雪乃。「青島さん、本当に力になってくれますか。」と言われたその時、青島はポケベルで呼び出され、雪乃と別れてしまう。
捜査一課が湾岸署へ出張ってきた。再び、青島を捜査陣に加える室井。しかし、島津を始め一課の刑事たちは反対する。それでも青島を支持する室井に真意を尋ねる。室井は以前、青島から警察は会社じゃないと言われていた。一課の刑事たちはプライドが高く、手柄の事ばかり考えている。そんな一課に青島のような刑事を入れて変えたいと思っている室井。それなりの結果を出せば、一課へ推薦するという室井は、「犯人逮捕を優先しろ。今度は裏切るな」と話す。
クラブで張り込みをする青島だが、相変わらず一課の刑事たちからは無視される。被疑者・大木がクラブに出現し、緊迫する刑事たち。だが、青島はクラブの隅で男から暴行を受けている少女を発見する。室井に連絡するが、犯人確保が優先と言われ我慢する。しかし、鼻や口から血を流す少女は涙を流しながら、青島に助けを求めた。限界の青島は室井の命令を無視して少女を助けに向かい、暴行男性と乱闘してしまう。その騒ぎで一課は大木を見失ってしまう。
本部から現場へやってきた室井は、「なぜ、命令を聞かなかった!!」と責め立てる。島津は室井と青島の責任だと言い放つ。青島は責任を取ると言い、警察手帳と手錠を返却する。「女の子が殴られていたんだ」と訴える青島。だが、一課の刑事たちは凶悪事件を解決するためには、そんな小さな事件に関わるなと言う。「事件にでかいとか、小さいとかあるんですか。俺にはできない。これ(手帳)持っていて人を助けられないならこんなものいらない!!」と怒りを露にして立ち去ろうとする。そこへ被疑者・大木を捕まえて和久たちがやって来た。真下が本部の無線を盗聴していて、青島の危機を救いに来たのだった。何とか事件は解決。室井は「私のもとで働いてほしかった、残念だ」と語る。
湾岸署へ戻ると、和久たちが課長に怒られていた。警察を辞める青島を引きとめようとはしない和久たち。湾岸署前では山下警官に「落し物だ」と言って青島の手帳を渡す室井。片付けをしている青島に山下から手帳を返却される。始末書を書き終え、帰ろうとする和久は青島に「刑事はサラリーマンじゃないんだ。上の者のために自分の信念を曲げることはないよ」と励まされる。警察の仕事を続ける気になった青島は、クラブで捕まえた暴行犯の取調べを開始する。それを見守る和久や袴田たち。やる気を見せる青島の長い取調べは始まった。

私見
第4話では青島は捜査一課へ応援に行きます。しかし、この捜査一課の刑事たちは憎たらしいぐらい嫌な奴ばかりです。青島を邪険に扱う一課の刑事たちの中で、室井だけが青島を支持します。青島が発言した言動に何かを感じていた室井の取った行動なんでしょうか。
また、「事件に小さいも大きいもない」というコンセプトが青島の口から出たのは、この回が初です(第1話ではすみれが言っています)。
我慢に我慢を重ねたが、困っている人を見過ごせない青島の中の正義が遂行された回でした。室井に対して、初めて怒りを露にした回でもあります。そこのシーンもよかったです。今までの蓄積が爆発した感じです。一課の刑事たちには響きませんでしたが、室井の心には響いたようです。
青島のミスを救う和久たち湾岸署の刑事たちもかっこいいですねえ。
この回は私はあまり繰り返して見ないです。最後は良いのですが、前半から中盤は見るのに辛い。耐える青島が可哀想です。


【登場人物たちの名台詞】
事件にでかいとか、小さいとかあるんですか。俺にはできない。これ(警察手帳)持っていて人を助けられないなら、こんなものいらない!!!」(青島)
青島が暴行を受けている少女を助けたために、捜査一課が追っていた凶悪犯を取り逃がし、叱責を受けていた時に発したセリフ。警察官は困っている人を助けることが仕事なのに、凶悪事件の前では見てみぬふりをしろという捜査一課の考え方に憤る青島。警察官が目の前で被害にあっている人を助けることができないのなら、警察官である意味なんてない。自分は警察官を辞めてでも少女を助けることを選ぶという意味も含んでいるかと思う。
凶悪事件でも暴行事件でも事件は事件。どちらも被害者が出ているのだから、その事件に優劣はつけられない。他から見れば小さい事件に見えても、青島たち湾岸署の面々にとってはどの事件も大事な仕事。その仕事を放棄しろという捜査一課の方針には賛同できないという訴えである。

刑事はサラリーマンじゃないんだ。上の者のために自分の信念を曲げることはないよ」(和久)
警察官は人を守ること、助けることが仕事。ノルマ達成、接待営業をするサラリーマンじゃない。上の方針に従えと言われても、被害にあっている人を助けたい、事件に優劣はないという考えがあるのなら、その信念を持った警察官であり続けろという青島を励ます意味でも言ったセリフ。お前は間違っていないよという意味も含んでいると思われる。

落し物だ」(室井)
青島が怒りを爆発させて訴えたセリフに何かを感じた室井。置いていった手帳と手錠をわざわざ湾岸署まで届けにきた時に山下警官に向かって発したセリフ。青島のような刑事が警察には必要だと思ったのだろう。刑事を続けろという意味をこめた室井なりのメッセージだと思う。

踊る大捜査線 | 12:08:22 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.38 「ハリー・ポッターと賢者の石」
ハリー・ポッターと賢者の石 特別版

原題 : HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE
制作 : 2001年、アメリカ
監督 : クリス・コロンバス
出演 : ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンほか

ストーリー
親戚の嫌がらせを受けながら育てられた孤児のハリー・ポッターは、11歳の誕生日にホグワーツ魔法学校から入学許可証が届き、自分が魔法使いであることを知らされる。ハリーの両親は実は優秀な魔法使いで、悪の魔法使いヴォルデモートとの戦いで命を落としていた。更に両親の命を奪ったヴォルデモートを赤ん坊でありながら追い払ったハリーは、魔法界では有名人だった。真実を知ったハリーは魔法学校へ入学し、同級生のロンやハーマイオニーと共に、優秀な魔法使いになるための修行の日々を送りながら、学校内に隠された「賢者の石」を悪の手から守るために奮闘する。

感想
世界的ベストセラーを映画化したシリーズ第1弾。2時間半と長い映画だが、おもしろかったと思う。原作を読んだことがないので、映画とどのくらい違うのかはわからないが、子供から大人まで楽しめると思う。主人公たち三人がかわいらしい。アラン・リックマン扮するスネイプ先生が、謎めいていていい感じだ(笑)。
ホグワーツ魔法学校へ向かう汽車に乗るためのプラットホームが「9と3/4番線」という設定だが、なんで「3/4」なんだろうか?原作読めばわかるのかな?
魔法の呪文、ほうきによる飛行などファンタジー要素をたっぷりとつめながら、いくつかの謎を散りばめている謎解き要素も入っている映画だ。
飛行シーンや学校などが明らかにCGだとわかってしまうシーンがあって、そういうあたりは残念だが、充分楽しめる映画だと思う。


(ハリー・ポッター シリーズ)
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハリー・ポッターと炎のゴブレット

鑑賞記[ハ行] | 10:41:53 | Trackback(1) | Comments(0)
「踊る」の世界#06 第3話を見直す
第3話 「消された調書と彼女の事件」(1997年1月21日 放送)
脚本:君塚良一 演出:澤田鎌作 視聴率:16.5%
<ゲスト>
深見哲也(橋龍吾)、深見一郎(清水章吾)、勝鬨署の刑事(桜金造)
女子中学生(水川あさみ)、湾岸署にいた警官(正名僕蔵)


ストーリーネタバレを含みます)
湾岸署管内で事件発生し、パトカーで向かう青島たち強行犯係。しかし、現場に駆けつけると、犯人は勝鬨署(かちどきしょ)の刑事が捕まえていた。湾岸署と勝鬨署は署長同士が同期でライバルであり、支店同士で縄張り争いが激しかったのだ。何もできず、撤収する青島たちだった。
湾岸署に戻ると、青島に病院から電話がかかる。雪乃が病院からいなくなったのだ。心当たりの場所を考えた青島は、雪乃を探しに出かける。交通課の山下圭子婦警は、ひったくり事件に遭い、足に怪我をした女子中学生を連れてくる。圭子はひったくり犯の顔を見ており、応対したすみれは、似顔絵作りを開始する。
その頃、警視庁の室井は刑事部長に呼び出されていた。室井が対面した人物は建設省の官房次官・深見とその息子・哲也だった。哲也が女子中学生からかばんをひったくっており、その事件をなかったことにしてほしいと刑事部長に頼んできたのだ。刑事部長から警察官僚なら「政治」を勉強しろと言われる室井。
青島は、墓の前にたたずむ雪乃を発見する。「あなたが苦しんでいるなら、僕があなたを守ります。」と話す青島は、 雪乃を病院に連れて帰る。
湾岸署の署長室に室井から電話がかかる。副署長から呼ばれた袴田課長は、ひったくり事件の捜査を中止しろという命令を言い渡される。しかし、事件を正当に処理したいすみれは、圭子と共にマスコミに発表しようと湾岸署内を逃げ回る。署内が完全封鎖され、外へ出られなくなったのだ。青島たち署員はすみれたちを捜索する。留置場で圭子の姿を見かけた青島は、声をかけた瞬間、すみれに手錠をかけられてしまい動けなくなる。
青島はすみれになぜ、そこまでして事件を明るみにしたいのかを尋ねる。すみれは、力を使って女に暴力を振るう男を許せないと興奮して語ると、右腕の古傷を青島と圭子に見せる。すみれは3年前、背後からひったくり犯に襲われ、右腕を負傷していた。すみれは必死で捜査して逮捕し、犯人を送検。しかし、反省しているからということで2年で出所。それ以来、毎週火曜日にすみれの前に現れるようになる。火曜日はその犯人を逮捕した曜日だったのだ。現れてもただ見ているだけでなにもしない犯人に、恐怖を感じ、苦しんでいたすみれ。しばらくすると、署長たちがすみれを見つけ出す。すみれを説得する署長は、圭子に神奈川県警の江ノ島署の署長とのお見合いを持ちかける。心が揺らぐ圭子。そこへ室井が警視庁からやって来る。室井の言うことも聞かないすみれだったが、和久の説得に応じ、室井と話し合うことになった。
応接室で対峙する室井とすみれ。湾岸署に「政治をしに」来た室井に怒るすみれ。その場に居合わせた青島は室井に、警察もサラリーマン時代に勤めていた会社と同じだと訴える。すみれの強い要求により、室井は被疑者の深見哲也を湾岸署に呼び出す。
父親と弁護士を連れた哲也が湾岸署に来ると、すみれ・室井・青島で取調を開始する。弁護士からの入れ知恵により、同じことしか言わず、反省の素振りを見せない哲也に、強い憤りと自分が今日一日やってきたことのバカらしさを感じるすみれ。青島も険しい顔つきになっていくが、哲也の「パパにお礼を言わなきゃ」という一言で、怒りが爆発。青島を止める室井の前で、「今でも事件で苦しんでいる女性がいる」と訴える。取調室を出ると、暴力行為を受けたと怒る哲也側。問題にするという弁護士に室井は「聴取は正当に行われた」と言い放つ。
湾岸署を去る室井を見送る青島。「今度やったら処分する」と青島に忠告する。「絶対、上に行ってやる」と呟く室井。
青島は帰宅途中に病院へ立ち寄り、眠っている雪乃に今日一日起こったことを話す。話し終えて帰ろうとする青島に「あおしまさん」という雪乃の声が聞こえてきた。喜ぶ青島は医師を呼びに病室を飛び出した。

私見
この第3話は澤田鎌作の初演出。コミカルな笑いの多い本広とシリアスで胸が熱くなる演出の澤田という二人により、踊る大捜査線はいろいろなおもしろさを見せます。
この回ではすみれが火曜日を嫌がる事件の全貌が判明します。気丈な女刑事が、常に恐怖を抱いているという苦しい立場を知る青島。それがあって、取調室で犯人に爆発してしまうのです。この時にかかる「Moon Light」という曲が場面をより盛り上げます。
手錠をかけられている青島たちをみつける湾岸署の警官は、今後の重要な人物。秋の犯罪撲滅スペシャルや、「THE MOVIE」にも登場してきます。すでにこの頃が出現していたという違う楽しみ方もできます。
すみれのモンタージュの絵を描く能力が、ハンパじゃないこともこの回から登場します。言われた特徴からほぼそっくりに書き上げるのですから、すごいです(笑)。
室井が少しずつ、青島たちの影響を受けて変化しだしています。


【登場人物たちの名台詞】
パパが官僚だろうが、女を力づくで傷つけるような奴は、俺たちがとことん追いつめる」(青島)
反省の色が見えない犯人の態度に、怒りを爆発させた青島が発したセリフ。事前に青島はすみれが抱えている苦悩を知ったため、女性を傷つけたばかりか、父親の力を使って事件を揉み消そうとした犯人を、自分を含めた現場の刑事は絶対に許さないという強い怒りが込められている。

絶対に上に行ってやる!」(室井)
官僚同士が馴れ合いになり、事件を揉み消そうとする「政治」を排除し、警察組織を改革してやるという強い想いと、こんな犯人のために尽力を尽くさなければならないなんて、ばかばかしいという官僚世界に怒りが沸いてくるという意味合いも込められていると思われる。

踊る大捜査線 | 17:45:52 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.37 「ゴースト ニューヨークの幻」
ゴースト ニューヨークの幻

原題 : GHOST
制作 : 1990年、アメリカ
監督 : ジェリー・ザッカー
出演 : パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグほか

ストーリー
ある夜、恋人モリーと歩いていた銀行員サムは、強盗に襲われ死んでしまう。サムはゴーストとなり、モリーの側に現れるが、彼女は彼の存在がわからない。やがて、自分を殺した犯人がモリーも狙っていることを知ったサムは、彼の声を聞くことができる霊媒師オダ・メイの力を借りて、モリーを守ろうとするのだが・・・。

感想
所々は知っているのだが、物語としてちゃんと観るのは今回が初めて。ファンタジーとラブ・ストーリーが混ざった映画だと思う。ウーピー・ゴールドバーグが出ているシーンはコメディだが・・・。ろくろのシーンや、主題歌は有名だ。
デミ・ムーアがかわいい。サムがゴーストになってでも守りたいと思う女性だろう。近年の映画「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」に出演したデミ・ムーアは強そうなイメージであったから、なおさらこの映画ではそう思ったのかもしれない。
悪い人間は死ぬと、死神に連れて行かれるシーンはちょっと不気味。コインを使って自分の存在を知らせるシーンは、なんかよかった。全体的には面白かった映画だと思う。

鑑賞記[カ行] | 11:19:54 | Trackback(1) | Comments(0)
「踊る」の世界#05 第2話を見直す
第2話 「愛と復讐の宅配便」(1997年1月14日 放送)
脚本:君塚良一 演出:本広克行 視聴率:16.4%
<ゲスト>
山部良和(伊藤俊人)、佐々木典子(篠原涼子)、保険のおばちゃん(松本留美)
爆発物処理班班長(松重豊)


ストーリーネタバレを含みます)
青島が湾岸署に出勤すると、「お前は狙われている」という謎の電話がかかってきた。不審がる青島だったが、その意図はすぐにわかった。それは保険会社のおばちゃんに生命保険に入れと勧誘されることだったのだ。その時、傷害事件が発生し、青島は和久とともに現場に向かう。事件はというと、女性が交際相手の男性の自慢の髪を、ふられた腹いせにはさみで切ったというものだった。あまりの状況に和久はあきれて、青島に後を頼む。しぶしぶ署内へ連れ帰り、事情聴取をするのだが、 女性を取り調べるときは、女性刑事をつけねばならず、青島は夕食をおごることを条件に、すみれに手伝ってもらう。
数時間後、本庁から室井管理官と島津捜査一課長が、和久に聞きたいことがあるといってやって来た。本庁は八王子郊外で起きた警官殺人の重要参考人として山部という男を連行した。和久は3年前に山部を八王子署にいた頃に取り調べたことがあり、あまりの生意気な態度に怒り、軽い暴力をふるっていたのだ。和久はその取調べに対して山部が訴えてきたのかと思ったが、室井は八王子で殺された警官も山部に乱暴な取調べを行い、仕返しで殺されたという事実を打ち明けた。
和久への事情聴取を終え、青島は室井を警視庁まで送り届ける。その車中で青島は再び、雪乃のことについて語るが、室井は意に介さない。
警視庁からの帰り道、雪乃が入院している病院に向かい、青島は雪乃に「力にならせてください」と申し出る。そんな中、医師から青島は「失声症」という症状に雪乃がなっていることを聞かされる。医師の推測によると、死んだ父に大きな秘密があり、それを打ち明けるか悩んでいた矢先の不幸に見舞われたために、この症状に陥ったのではないかと。
一方、湾岸署の刑事課には和久宛で大きな宅配便が届いていた。開梱すると、中にはチェアーが入っていた。真下たちに勧められ、そのチェアーに座る和久。うれしさを隠しきれない。その時、送り主と思われた袴田課長がやって来た。お礼を言う和久だが、袴田はそんなものは送っていないという。帰ってきた青島も含めて刑事課の面々が訝しがっていると、青島はチェアーの下に手榴弾が仕込まれていることに気づく。それを聞いた真下たちは一斉に逃げ出すが、青島と和久は取り残されてしまう。その直後、刑事課に本庁から電話がかかる。電話主は室井。彼は山部を取調べ中で、警官殺しも認め、和久刑事も狙っていたと自供した。安全ピンを元に戻そうとしていた青島だったが、彼自身も動けない状態におちいる。手榴弾はフィリピンで手に入れており、特殊な仕掛けも施していたのだ。和久が謝罪すれば解除方法を教えるという山部だが、電話に出た和久は逆に怒鳴り返してしまう。和久は同僚刑事を何者かに殺されており、警官殺しは許せなかったのだ。刑事課には二人のほかにすみれもいた。彼女は青島と行く予定のレストランの時間変更の電話をしていた。こんな状況下ですみれは何を考えているのかと苛立つ青島と和久だが、今日は「火曜日」であり、一人になりたくないということを打ち明ける。彼女がかつて関わった事件に関係していたのだ。和久が限界寸前のところで渋滞に巻き込まれていた爆発物処理班が到着。事件は解決した。こんな目にあっても「刑事は犯人を恨んではいけない」と青島に教える和久。室井と電話する青島。「君とはよくコンビになるな」と室井。青島は「ひょっとしたら、いいコンビになるかもしれませんよ」と返すのだ。
解決後、青島はすみれを連れてレストランへ向かうが、閉店してしまっていた。違う店に向かおうとする二人。青島は爆弾事件の時に聞いたすみれの事件について詳しく尋ねようとするが、ポケベルが鳴り、署へ戻ることになる。その頃、病院では雪乃が行方不明になり、騒ぎになっていた。

私見
第2話はTVシリーズを通して、コメディ色が強い作品です。第1話の内容では挫折してしまうかもしれませんが、この回から見ると踊るの世界がわかるんじゃないでしょうか。シリアスとコメディがいい具合にブレンドされております。特に爆弾処理での青島たちと室井の掛け合いは真剣な場面なのに、笑ってしまいます。 伊藤俊人はTVシリーズで、篠原涼子はTVスペシャルで、松重豊は「交渉人」でそれぞれ再登場します。こういったところもこのシリーズのおもしろさだと思います。
この回からオープニングは「Rhythm And Police」。踊る大捜査線といえばこのテーマソングです。見たことがない人でも、この曲は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。ニュースとかでも使われていますから。第1話のみ「C.X.」というテーマ。これも踊るのテーマですが、やっぱり「Rhythm And Police」の方がわくわくしますねえ。かっこいい。
災いを運ぶ(!?)「カエル急便」初登場。今後、様々なものを湾岸署の面々に届けて行くはず。
和久さんが青島に向かって「正義を口にだすな。心に秘めておけ。」というセリフ。やっぱ和久さんはよいな~。TVシリーズは新米刑事が老刑事から様々な教えを受けながら成長していく物語だと思います。
第2話では、和久に35歳の自分似の娘がおり、まだ結婚していないこと。同僚刑事が殺され、未解決であること。すれみが火曜日は一人ではいたくない理由などが判明した回でもあります。1話完結が基本でありながら、こういった骨格が解決していくのかというのも、このドラマのおもしろさでしょうねえ。


【登場人物たちの名台詞】
正義を口に出すな。心に秘めておけ」(和久)
正義というのは口に出して言うような、軽いものではない。心に秘めながら警察官としての職務に当たれという意味なのだろう。つまり、和久も正義を心に秘めているのだと思われる。

刑事は犯人に恨まれても、犯人を恨んではいけない」(和久)
刑事は犯人に恨まれてなんぼの世界。犯人に恨まれるようなことがあっても、その犯人を恨み返してはいけないという教え。

踊る大捜査線 | 11:33:53 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.36 「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」
スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還 リミテッド・エディション

旧原題 : STAR WARS RETURN OF THE JEDI
新邦題 : スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還
新原題 : STAR WARS EPISODE Ⅵ RETURN OF THE JEDI
制作   : 1983年(特別編:1997年)、アメリカ
監督   : リチャード・マーカン (製作総指揮:ジョージ・ルーカス)
出演   : マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーほか

ストーリー
遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・。ダース・ヴェイダーの罠にはまり、冷凍され閉じ込められたハン・ソロを救出するため、ルーク・スカイウォーカーとレイア姫たちは、ジャバ・ザ・ハットの宮殿がある惑星タトゥイーンへとやって来た。ピンチに陥りながらも、C-3POやR2-D2たちの活躍により、ハン・ソロを助け出す。
その後、惑星ダゴバに向かったルークだったが、老師ヨーダは900年の生涯を閉じようとしていた。ダース・ヴェイダーの告白が事実であることをヨーダから聞かされるルーク。最後の試練として父であるダース・ヴェイダーとの対決をルークに促すと、ヨーダはフォースと一体となった。戸惑っているルークの前にオビ=ワンが現れ、レイアが双子の妹であることを知らされる。
その頃、帝国軍は初代を上回る破壊力を持った第2のデス・スターを建造中だった。この究極兵器が完成すれば、反乱軍は一掃されてしまう。反乱軍は第2のデス・スターの弱点を見つけ出し、帝国軍に攻撃を開始する。
そして、ルークは妹を守るため、父を改心させるため、ダース・ヴェイダーとの最後の戦いに挑もうとしていた。

感想
30年に渡る壮大なSF映画の第三作。映画は全6部の構成になっており、この映画はその第6部にあたり、旧三部作の完結編。
アメリカでは公開前にタイトルが変更になったが、日本では間に合わず、「ジェダイの復讐」というタイトルのまま通していたが、DVD版が発売されると本来のタイトル「ジェダイの帰還」に変更された。この鑑賞記では便宜上、旧来の「復讐」を使用している。
前半では、前作で捕まったままのハン・ソロをジャバ・ザ・ハットから救い出す物語。ジャバ・ザ・ハットとの対決が少し長すぎて、退屈だった。悪の親玉だったジャバのあの最後はなんだか拍子抜けの感じもする。
後半では、すべての事実を知り、複雑な胸中のルークが、父であるダース・ヴェイダーとの最後の戦いへと向かう。ダークサイドへと導こうとする皇帝から攻撃を受け、苦しむルークから助けを求められるダース・ヴェイダーが、皇帝をシャフトに放り込んで息子の危機を救う。この時、ダークサイドに落ちていたダース・ヴェイダーことアナキン・スカイウォーカーがジェダイとして「帰還」したのである。アナキンとして息子と初めて向き合えたが、すぐに別れが待っていた。
エピソード1から暗躍していた皇帝の最後のシーンで、「あれで、本当に死んだのか?」という疑問は残る。仮にエピソード7が作られれば、おそらく皇帝は生きている可能性はあるだろうが、ルーカスは作らないと言っているので、あれで死んだと解釈することにする。
全体的にはハッピーエンドで終わり、この映画としてはこれでよいと思う。ちなみにDVD版では現在のアナキンを演じているヘイデン・クリステンセンに差し替えられている。このシーンを見ると、エピソード1から6までがつながっているのだなあと感じることができる。


(シリーズ関連作品)
スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス
スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃
スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
スター・ウォーズ (エピソード4 新たなる希望)
スター・ウォーズ 帝国の逆襲(エピソード5 帝国の逆襲)


スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2005/06/25)
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鑑賞記[サ行] | 10:33:21 | Trackback(0) | Comments(0)
24 -TWENTY FOUR- シーズン3
「24 -TWENTY FOUR-」は、キーファー・サザーランド扮するCTU(テロ対策ユニット)捜査官ジャック・バウアーが、毎回、事件に巻き込まれ、最悪の24時間を体験するというドラマ。1時間に1話で、24時間見ないと話が完結しないという、見出したらどこで止めたらいいのか悩んでしまうというドラマである。

24 -TWENTY FOUR- シーズン3 DVDコレクターズ・ボックス

シーズン1シーズン2に引き続き、今回紹介するのはシーズン3(午後1時-午後1時までの24時間)。2005年10月現在、各地の放送局で続々とシーズン3を放送しているようである。私の住む関西でも今週からシーズン3が始まっている。まだ、未見の方は注意されたし。

パーマー大統領がバイオテロで倒れたシーズン2から3年後のある1日の物語。
何かに感染して死んだと思われる死体が、ロサンゼルスの衛生局の前に放置されるという事件が起こる。その死体からまだ治療法が見つかっていない、感染すれば24時間で死んでしまうウイルスが検出される。
パーマー大統領は一命を取りとめ、あのバイオテロ以来3年ぶりにロサンゼルスを訪れていた。それは大統領再選に向けての討論会に出席するためだったからだ。同じ頃、アメリカ政府に麻薬カルテルのボス・サラザール兄弟の兄ラモンを釈放しなければ、衛生局に放置された男が感染していたウイルスをロサンゼルスにばらまくという脅迫が届く。ラモン・サラザールは、CTUのジャック・バウアーが長い期間、潜入捜査をして逮捕した男だった。公にラモンを釈放することはできないパーマー大統領の苦悩を悟ったジャックは、自分が刑務所に向かいラモンを脱獄させると提案する。
ジャックの娘キムは、CTUの職員として働いていた。娘を危険な目に合わせないためには、自分の監視下に置くのが一番だという判断だった。キムはジャックのパートナーであるチェイスと恋人関係になっており、まだジャックにそのことを打ち明けられずにいた。そんな頃、CTU内部に今回の事件の犯人と関わる"内通者"がおり、キムは偶然にもその内通者を見つけてしまう。
ジャックはラモンを脱獄させた後、サラザール一味に捕まりメキシコへ連れて行かれる。ジャックを追いかけていたチェイスもメキシコへむかう。その頃、CTUではパーマー大統領の前で、トニーと"内通者"はジャックとのある極秘作戦について打ち明けるのだが・・・。

まあ、すごいよ、このシーズン3は。ドンデン返しが多かったかもしれない。最終回でジャックが事件終結後、泣いているシーンがある。今回はジャックが必死にがんばっても報われなかったというストーリーだと感じた。キムはCTUにずっといたので、前回までのようなハラハラ感は少なかったが、それ以上のハードな展開だ。


ここからはネタバレになるので、注意を。
ジャックは潜入捜査で薬中になってしまってる。
ラモンを脱獄させるために刑務所内を混乱させ、死者まで出している。
トニーが首のあたりを撃たれ、死にかける。
メキシコへ連れて行かれたジャックの前に、妻殺しの女ニーナが現れる。
パーマー大統領の主治医の元夫のスキャンダルが浮上する。
なんとか危機を脱したと思われたパーマーだったが、弟の不倫問題という新たなスキャンダルが出てくる。
そのスキャンダルを潰すために、元妻シェリーが再々登場。
メキシコヘ向かったチェイスが、敵に捕まり、拷問を受ける。



ここからは更にネタバレになるので、注意を。

各シーズンごとにちょっと出演していた嫌な上司シャペル本部長がジャックの手で殺されるという衝撃的な展開。
CTUに連行されたニーナをこれまた射殺するジャック。
チェイスに子供がいることが発覚。
トニーの妻ミシェルが犯人一味に誘拐され、ジャックたちの作戦を阻止する。その結果、ミシェルは無事だったが、トニーは国家反逆罪の罪で逮捕されてしまう。
パーマーの弟の不倫問題で、シェリーが銃殺される。
ウイルスが設置された器具を手にはめたチェイスの手首を斧で切断するジャック。
必死で麻薬カルテルを壊滅させようと奮闘したジャックだったが、ウイルスで死んでいく者多数。さらに大統領のためにも尽力を尽くしてきたが、弟の不倫問題とシェリーの件でパーマーは大統領を辞任する。


今までの主要登場人物をことごとく退場させるような怒涛の展開。見終わった後は、しばらく呆然となるかも。最初の12時間はかなりハラハラする。しかし、残りの12時間も違う意味で見入ってしまう。

1度見たら再びは見たくないが、見出したらやめられないサスペンスドラマ。まだ未見の人はシーズン1から順に見ていってほしい。


海外ドラマ | 17:52:24 | Trackback(2) | Comments(1)
vol.35 「マトリックス」
マトリックス 特別版

原題 : THE MATRIX
制作 : 1999年、アメリカ
監督 : ウォシャウスキー兄弟
出演 : キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モスほか

ストーリー
ニューヨークのコンピュータ企業で働くネオは、凄腕のハッカーという別の顔を持っていた。そんな彼は最近、起きてもまだ夢を見ているような感覚に悩まされていた。ある日、正体不明の女性トリニティーに導かれて、ネオはモーフィアスという人物に会う。そして、モーフィアスはネオに、現実と思って生活している世界が、実はコンピュータによって作り出された「マトリックス」と呼ばれる仮想現実であり、現実世界の人類はコンピュータに支配されているという真実を教える。さらにモーフィアスは、ネオが人類をマトリックスから救い出す「救世主」だと告げる。人類の命運をかけた戦いが、今始まる・・・。

感想
大ヒットSF映画シリーズの第一弾。主人公ネオが人類を救い出す「救世主」として目覚めるまでを描いている。
この映画は片手間に見ていると、ストーリーがわからなくなるので、集中して見ないといけないと思う。CG映像や、アクションシーンなどはユニークな演出でおもしろい。ネオがエージェントの銃撃をかわすシーンは、よくテレビなどでモノマネされていたと記憶している。
改めて、この映画を見てみるとなかなかおもしろい。ただ、キアヌ・リーブスのカンフーアクションはなんだか気持ち悪い(笑)。迫力がないんだよな。まっ、ジャッキー・チェンのようなアクションはさすがに期待しないが、もう少しかっこいい戦い方をして欲しかった。


(シリーズ関連作品)
マトリックス リローデッド
マトリックス レボリューションズ

鑑賞記[マ行] | 19:28:45 | Trackback(0) | Comments(0)
「踊る」の世界#04 第1話を見直す
第1話 「サラリーマン刑事と最初の難事件」(1997年1月7日 放送)
脚本:君塚良一 演出:本広克行 視聴率:18.7%
<ゲスト>
田中文夫(近藤芳正)、岸本婦警(畠山明子)、小学生(森廉)


ストーリーネタバレを含みます)
コンピュータメーカーで2年間、営業成績トップだったサラリーマンを辞めて、警察官になった青島俊作。刑事ドラマに憧れていた青島は、3年間の交番勤務を経て、念願の刑事となった。
配属先は警視庁湾岸警察署。初出勤早々、殺人事件が発生。現場へパトカーで向かおうとするが、書類が必要で簡単には出せないことを知る。仕方なく走って現場へ向かう青島。刑事として初めての仕事にやる気を出す青島だったが、捜査一課の刑事達からつま弾きにされる。怒りを覚える青島に現場で会った湾岸署の和久刑事から「何もできないんだよ、所轄署は。」という厳しい現実を突きつけられる。管轄内(支店)で殺人事件が起きても捜査を仕切るのは、本店(警視庁)の捜査員という仕組みを知ることになる。
湾岸署に捜査本部が立ち上がった。指揮を執るのは捜査一課管理官・室井慎次だった。湾岸署の刑事たちも道案内などの仕事が割り当てられ、青島は室井の運転手を命じられる。不満を隠せない青島だったが、翌日、室井を病院まで送ることになる。車内で自己紹介する青島だが、室井は素っ気ない。捜査の話を切り出しても、「君は運転をしてくれればよい」と言われてしまう。
病院には殺された会社役員の娘・柏木雪乃が入院していた。彼女は事件の第一発見者で、ショックで話すことができない状態になっていた。それでも捜査が優先だと言い張る室井は、強引に事情聴取を行う。そんな行為を見た青島は戸惑いを感じる。
病院から戻った青島は、ストレスが溜まっていた。そんな中、大量の鍵の束を持っている不審人物を取り調べることになる。名前は田中文夫、33歳。彼も営業マンであり、青島は昔の自分のことを田中に話し始める。マンネリな生活に嫌気が差し、刺激を求めて刑事になったが、この職場はサラリーマン時代と大差がなかったことなどを。青島は交番勤務時代に泥棒に入られて眠れなくなった一人暮らしのおばあちゃんのために、毎日巡回してあげ、そのお礼に貰ったお守りを嬉しそうに田中に見せる。そんな青島に何かを伝えたい素振りを見せる田中だったが、青島は再び室井の運転手をしなければならず、後を研修中のキャリア・真下正義に任せる。
湾岸署の休憩室で和久は昔の資料を見返していた。コーヒーの差し入れを持っていった盗犯係の恩田すみれは、和久に青島は捜査ができなくて今にも爆発しそうだと語る。和久は「あいつにはまだ、たんこぶがない」と述べる。刑事はいくつもの事件を手がけていくうちに自分自身も傷ついてしまう。それが「たんこぶ」だと。すみれも何らかしらのたんこぶを抱えている。和久自身も未解決事件というたんこぶを今も持っていたのだ。
再び、病院に向かった青島と室井。室井は病室にわざと写真を置いてきたので、青島に取りに行くように命じる。病室に入った青島は、雪乃が写真を見て涙を流していた事に気づく。 それは父の殺された写真だった。慌てて取り返す青島は、室井のやり方に強い憤りを感じる。
帰宅経路が途中まで同じである青島とすみれは、刑事の現実について話す。サラリーマン時代と変わらない職場にストレスが更に溜まる青島が、すみれの後を歩いていると、「私の後ろ、歩かないで」とすみれが不可解な言動を発する。 謎の言動に戸惑う青島だった。
翌日、殺人事件の犯人が自首したという報告を受ける。別件で現場へ向かおうとする青島は、連行された犯人を見て驚愕する。それは前日、取り調べた田中文夫だった。青島と同じく刺激のない毎日を送っていた田中は、忍び込んでいた現場を見られて雪乃の父を殺害したのだった。田中が連行された後、青島は「俺はアイツになっていたかも知れない。」とすみれに語る。刑事の仕事に嫌気が差していた青島だったが、少しやる気が出るのであった。
捜査本部が解散になり、室井に雪乃はまだ、立ち直っていないことを話す青島。しかし、室井からは「事件は解決したんだ」と冷たく告げられる。その後、見舞いに行った青島は雪乃に「犯人がいくら捕まったからといって、被害にあった人をすぐに忘れる、そういう刑事にはなりたくないんです。」と自分の思いを伝えて、病院を後にした。

私見
初回は90分スペシャル。大人気シリーズはこうして始まりました。私は初回の本放送を見て、従来の刑事ドラマとの違いに面食らいました。この1話では、はっきりいって見るのを断念してしまうかもしれません。捜査一課の刑事たちに邪険に扱われる青島を見ていると、なんだか辛いです。しかし、この後からどんどん面白くなっていくので、ここは一つ我慢です。犯人と接触していながら、逮捕できないという今までの刑事ドラマの主人公にはない展開であり、このときに流れる音楽も緊迫感を出していて良いです。
青島が自己紹介するときに使う「青島俊作、都知事と同じ名前の青島です。」というセリフからも時代を感じます。当時の東京都知事は青島幸男。もし、現在作られていたら「石原」という名の主人公になっていたのでしょうかねえ。「刑事はヒーローじゃない。公務員。」、「疲れるほど働くな」とか今までにない現実味を帯びたドラマです。
青島と室井の最初の出会いは、冷たいものです。しかし、室井はこの後、青島の影響をどんどん受けていきます。青島と室井の関係がどうなっていくのかというのが、今後の重要な部分です。
交番勤務時代におばあちゃんから貰ったお守りは、この後も絡んできます。このおばあちゃんもポイントですが、ここでは語りません。また、別の機会で書きたいと思います。
まあ、第1話は所轄の仕事、登場人物の紹介という内容です。魚住係長の健康診断へのこだわりも見逃せません(笑)。そして、エンドロールには出ていませんが、タレントの山崎邦生もチラッとだけ登場しています。そういう本編に関わりのないところもおもしろいと思います。


【登場人物たちの名台詞】
犯人がいくら捕まったからといって、被害にあった人をすぐに忘れる、そういう刑事にはなりたくないんです。」(青島)
青島の被害者救済という信念を表しているセリフだと思う。

事件に小さいも大きいもない」(すみれ)
殺人でも、窃盗でも事件に優劣はない。シリーズの肝となっているセリフの一つだろう。

あいつにはまだ、たんこぶがない」(和久)
刑事はいくつもの事件を手がけていくうちに、自分自身も傷ついてしまう。青島にはまだその「たんこぶ」がないのだとすみれに語るときに使われたセリフ。

青島君、事件は解決したんだ!」(室井)
被害者がまだ立ち直ってなかろうが、犯人は捕まり事件としては解決したのだと青島に言い放つときに使われたセリフ。このセリフからも室井の冷徹さが垣間見れる。しかし、これから徐々に青島の影響を受けていくことになるのである。

踊る大捜査線 | 20:27:16 | Trackback(0) | Comments(0)

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