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vol.108 「スピード2」
スピード2

原題 : SPEED 2: CRUISE CONTROL
制作 : 1997年、アメリカ
監督 : ヤン・デ・ボン
出演 : サンドラ・ブロック、ジェイソン・パトリック、ウィレム・デフォーほか

ストーリー
ロス市警のジャックと別れたアニーは、新しい恋人アレックスと幸せな日々を送っていた。そんなある日、豪華客船でカリブ海をクルージングすることになったアニーとアレックス。快適な旅を楽しむはずだった二人だが、ある男によって豪華客船はシージャックされてしまう・・・。

感想
豪華客船という巨大な乗り物が舞台となる映画。1作目の主役ジャックを演じたキアヌ・リーブスは降板しており、2作目では名前でしか登場しない。前作のラストで恋人関係になったが、長続きしなかったようである。アニーの新しい恋人であるアレックスも実はジャックと同じようにSWAT隊員であり、今回の物語で活躍することになる。多分、キアヌ・リーブスが続投していれば、ジャックが奮闘する物語になったんだろうなあと感じたりした。
前作はバスという身近にある乗り物に爆弾が仕掛けられ、スピードを落とすと爆発するというスリルがあったのだが、今回は豪華客船が犯人に乗っ取られ、操縦不能になるという展開で、スピード感はほとんど伝わらない。これは乗り物がでかすぎるからだろう。だから、タイトルとして「スピード」を使ったのは失敗である。サンドラ・ブロックが続投しているだけであり、活躍するのはほとんどジェイソン・パトリックなんだから、別物として作った方がよかった。ただ、映画としてはそれほど見れないというわけではない。「スピード」シリーズと思わなければ、これはこれでありだったかも。タイトルだけ変えて、サンドラ・ブロックの役名や話している内容から、「ああ、これはあのキアヌ・リーブスのスピードと関連しているのか」という展開の方が私はよかったかなあ。


(シリーズ関連作品)
スピード

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鑑賞記[サ行] | 22:11:50 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.107 「ホテル ビーナス」
ホテル ビーナス

制作 : 2004年、日本
監督 : タカハタ秀太
出演 : 草剛、中谷美紀、香川照之、市村正親ほか

ストーリー
最果ての街に佇む「ホテル ビーナス」には、何らかの事情を抱えた住人たちが住んでいた。ホテルに併設されているカフェで働く"チョナン"は、生きる希望を失いながら毎日を過ごしていた。1号室には酒におぼれる元医者"ドクター"とその妻"ワイフ"が住み、3号室には自分の花屋を開く夢を持つ"ソーダ"が、4号室には常に拳銃を持ちながら自ら殺し屋だと名乗る"ボウイ"が暮らしていた。そんな彼らを片足の不自由な女装のオーナー・ビーナスは静かに見守っていた。ある日、流れ者の男"ガイ"と、心を閉ざしたまま全く話そうとしない少女"サイ"の親子が「ホテル ビーナス」にやって来たのだが・・・。

感想
SMAPの草剛が韓国語を駆使するバラエティー番組「チョナン・カン」の企画の一つとして製作された映画。日本映画でありながら、全編韓国語で話され、ほとんどがモノクロで進行するというのが特徴である。
どこの街かは明かされていない無国籍な地域で、登場人物は全員韓国語で会話をするという不思議な街に建つホテルの住民たちの物語だ。全体的に物静かに進んでいく作品であり、ホテルに住む住人たちにはそれぞれ心に傷を負っており、彼らがある日現れた親子と関わっていくうちにやり直してみようと考えていく流れである。草剛が「チョナン・カン」で、いつか全編韓国語映画を作りたいと述べていた通り、草だけではなく、中谷美紀たち日本人俳優も韓国語で演技を行っている。また、韓国語を使える点から韓国人俳優もキャスティングされており、全員が韓国語を話す日本映画ということで、DVDなどには日本語吹き替えは存在しない。私は大学で韓国語を習っていたので、ところどころは何を話しているかがわかり、勉強にはなる。
激しいアクションもコメディー要素もない映画であり、好き嫌いは分かれるかもしれない。私はこれもありじゃないかと思ったが、ちょっと上映時間が長すぎるような気もする。1時間半ぐらいにまとめてもよかったんじゃないかなあ。

鑑賞記[ハ行] | 13:40:55 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.106 「キル・ビル Vol.2」
キル・ビル Vol.2

原題 : KILL BILL: VOL.2
制作 : 2004年、アメリカ
監督 : クエンティン・タランティーノ
出演 : ユマ・サーマン、デヴィッド・キャラダイン、ダリル・ハンナ、マイケル・マドセンほか

ストーリー
かつて、ビル率いる暗殺集団に夫とお腹の子供を殺され、自身も瀕死の重傷を負った女殺し屋「ザ・ブライド」。長い昏睡状態から目覚めた彼女は、自身の襲撃に関わった暗殺集団のメンバーを次々と倒していく。そして、彼女が次の標的に定めたのが、ボスであるビルの弟・パドだった。だが、ブライドはパドの罠にはまり、生き埋めにされてしまう。死の恐怖と戦うブライドは、その昔に中国拳法の使い手であるパイ・メイのもとで、壮絶な修行の末に会得した技でピンチを切り抜ける。残りのメンバーを倒していったブライドは、復讐の最終目標であるビルの屋敷に乗り込んだのだが、彼女が目撃したのは予想外の光景であった・・・。

感想
前回に引き続き、今回紹介する映画はクエンティン・タランティーノ監督のバイオレンス・アクション映画の第2弾。組織の裏切りにより、夫と子供を殺され、自身も死の淵を彷徨った女が、組織とそのボスであるビルへ復讐を果たすためにたった一人で立ち向かっていくという物語であるが、前作よりもアクションシーンは減り、ビルが何故ブライドを襲撃したのか、ブライドは何故ビルのもとを離れたのかといった点がメインとして描かれている。アクションシーンが減ったといっても、前作のような首が飛び、腕が飛ぶというシーンがなくなっただけで、組織のメンバーの一人であるエルとの激闘では、びっくりするようなシーンをきちんと入れている。予想していなかったから、鑑賞した時はちょっとびっくりしちゃった(笑)。
復讐のきっかけとなる教会での惨劇へ至る過程がこの作品では描かれており、前作では声でしか登場していなかったビルが姿を見せる。この作品はブライドとビルの悲しいラブ・ストーリーらしい。まあ、そういわれればそうかもしれない。
Vol.1とVol.2で映画として雰囲気がかなり違う。どっちがいいかといわれると、これはもう好みの問題だろう。Vol.1はグロすぎる場面が多いので、Vol.2の方が鑑賞する分にはまだ耐えられた。けど、この映画は一度見たら十分だろうなあ。チャンバラとカンフーが混じった映画である。まあ、Vol.1からの謎も解けたし、よかったんじゃないかと思う。
ちなみに主演のユマ・サーマンって身長が183cmぐらいあるらしい。でかいよなあ。それでビルが低く見えたんだなあ。


(シリーズ関連作品)
キル・ビル Vol.1

鑑賞記[カ行] | 22:53:50 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.105 「キル・ビル Vol.1」
キル・ビル Vol.1

原題 : KILL BILL: VOL.1
制作 : 2003年、アメリカ
監督 : クエンティン・タランティーノ
出演 : ユマ・サーマン、デヴィッド・キャラダイン、ルーシー・リュー、サニー・千葉、栗山千明ほか

ストーリー
暗殺集団の中でもトップクラスの女殺し屋だった「ザ・ブライド」は、結婚式をあげる教会で、所属していた暗殺集団の襲撃に遭い、夫と身ごもっていたお腹の子供を殺される。さらに彼女自身も頭を撃たれて瀕死の重傷を負う。そして4年後、長い昏睡状態から目覚めた彼女は、襲撃を指示した暗殺集団のボスであるビルへの激しい怒りに満ちていた。こうして、「ザ・ブライド」の襲撃に関わった者全てを血祭りにあげるための復讐が始まった・・・。

感想
クエンティン・タランティーノ監督のバイオレンス・アクション映画の第1弾。組織の裏切りにより、夫と子供を殺され、自身も死の淵を彷徨った女が、組織とそのボスであるビルへ復讐を果たすためにたった一人で立ち向かっていくという物語である。
まあ、最初からすさまじいというか、血だらけ、ボコボコのヒロインのアップから始まり、腕は飛ぶわ、首は飛ぶわ、足は飛ぶわと見ているこっちが辛くなるほどのアクションシーンがほとんど。途中で気持ち悪くなってくる。
この映画では、ルーシー・リューとの決戦がメインである。ルーシー・リューは日本のヤクザの姐さんとなっており、彼女の日本語を聞くことが出来る。まあ、セリフの多いシーンは英語になっちゃうというのが残念である。日本にいるのだから、全て日本語で話すぐらい頑張って欲しかった。「やっちまいな!」というセリフのイントネーションが独特で、ちょっと笑いそうになる。確かこの映画を見た知人がよくルーシー・リューのモノマネをしていたような気がする・・・。
この作品は日本が舞台となっており、日本人俳優が何人か登場してくる。まず、主人公の女のために刀を作る刀鍛冶・服部半蔵役にはサニー・千葉こと千葉真一が出演。英語と日本語を使いながら、主人公と絡んでいく。女殺し屋として栗山千明が危なく、怖い役として出演。國村隼なんかはルーシー・リューに首をちょん切られちゃいます。
この映画は実写でありながら、ルーシー・リューが演じたオーレン・イシイの子供時代の話が全てアニメになっているのは、ある意味斬新である。笑いを通り越して、感心してしまうほどだ(笑)。
日本刀を普段から持ち歩いているというのは、本当にありえない話である。特に主人公の女が飛行機に刀を持ち込んでいるが、よく空港で止められなかったよなあ。もう、これはこういう映画だと割り切って見ないといけない。
さてこの映画は本来4時間ほどある長編であり、カットする部分が見つからないという判断から、2作品に分けられていて、この映画は前編にあたる。だから、後編にあたるVol.2も鑑賞しないと完結しない。ということで後編は次回で述べたい。


(シリーズ関連作品)
キル・ビル Vol.2

鑑賞記[カ行] | 20:41:00 | Trackback(1) | Comments(0)
vol.104 「私の頭の中の消しゴム」
私の頭の中の消しゴム

原題 : 내 머리속의 지우개 (英題)A MOMENT TO REMEMBER
制作 : 2004年、韓国
監督 : イ・ジェハン
出演 : チョン・ウソン、ソン・イェジンほか

ストーリー
建設会社の社長令嬢スジンは、妻ある上司と不倫関係にあり駆け落ちをしようとしたが、男は現れず破局を迎える。傷心のまま街を歩いていたスジンは、立ち寄ったコンビニで建築家志望の大工チョルスと出会う。その後、偶然再会したスジンとチョルスは育った環境が違うにも関わらず、やがて恋に落ち、結婚する。母親に捨てられ孤独に生きてきたチョルスにとって、スジンとの生活を幸せそのものだった。だが、あるときからスジンの物忘れがひどくなり、最近では自分の家の道順すらわからなくなり始めていた。心配になったチョルスとスジンは病院に向かうが、医師からスジンは若年性アルツハイマー病だと告げられる。予想だにしない現実を突きつけられ、動揺を隠せないチョルスとスジン。しかし、その間にもスジンの病状は刻々と進行していた・・・。

感想
幸せな結婚生活を送っている夫婦の前に訪れた妻の難病。夫のことも、家族のことも、そして自分のことも忘れていくアルツハイマーにかかった妻を献身的な愛情で支えていく夫を描いた映画。前半1時間はチョルスとスジンの運命的な出会いから結婚までを描き、後半ではアルツハイマーの病状が悪化していく場面が展開される。
最初の出会いで、スジンは買ったコーラを忘れ、コンビニに戻るとチョルスの手にコーラがあり、レジに自分の買ったコーラがないことに気づき、この男が盗ったと思ってコーラを飲み干すのである。チョルスは何もいわず、すこしにやりとするだけ。だが、コンビニの店員がスジンの忘れていったコーラとサイフを預かっていたという事実が発覚し、自分が勘違いしてチョルスのコーラを飲んでしまったことに気づくのである。その後、スジンの仕事の関係でチョルスと再会することになるのだが・・・。このコーラを買って、そのコーラとサイフを忘れているという描写がすでに伏線になっていると思われる。この頃から物忘れの症状が出始めているのだろう。再会したスジンがひったくりにカバンを盗まれるシーンがあるのだが、そのカバンの中には鉛筆が大量に入っていた。本人曰く、「よく失くすから」らしい。鉛筆などを失くすというのも、物忘れの症状だろう。日常的にはよくありそうな感じだが、アルツハイマーは刻々と進んでいたのだ。スジンの父親がチョルスの働いている現場の社長であるといった映画上ご都合主義的部分がないとはいえないが、これは現実ではないし、大目に見なくてはならない。
映画の中で「憎しみに心の部屋を一つあげればいい」という感じのセリフがあるのだが、なるほどなあと思ったりもした。
愛する人を忘れていく妻。何もかも忘れていく相手になす術がない夫。切ないといえば切ない話だ。スジン役のソン・イェジンは素朴な感じでいい。冒頭の濃いメイクは似合わないなあ。チョルス役のチョン・ウソンはワイルドな感じがしてなかなかよい。かつて付き合っていた不倫相手の名前で夫を呼ぶシーンで、チョルスにとって辛く悲しい部分を男泣きするシーンなんかはよかった。ただ、ラストシーンに関してはどう解釈していいのだろうか。スジンがアルツハイマーである以上ハッピーエンドにはならないが、そんな感じの演出だし。このあたりは各自の判断に任すということでいいのかな。私はスジンが亡くなるまでチョルスが見守り続けたんじゃないかと解釈しているのだが、どうなんだろうねえ。

鑑賞記[ワ行] | 22:01:54 | Trackback(2) | Comments(0)
vol.103 「SHINOBI」
SHINOBI

制作 : 2005年、日本
監督 : 下山天
出演 : 仲間由紀恵、オダギリジョー、黒谷友香、沢尻エリカ、升毅、椎名桔平ほか

ストーリー
徳川家康が天下を統一した江戸時代初頭。長きに渡って敵対関係だった伊賀と甲賀の忍者二大勢力は、初代・服部半蔵との約定により互いに争うことを禁じられ、それぞれの里で静かに暮らしていた。平穏な暮らしの間に伊賀頭目の孫娘・朧(おぼろ)と甲賀頭目の孫息子・弦之介は互いの立場を知らずに運命的な恋に落ちていた。そんな折、家康から伊賀・甲賀の両里からそれぞれ五名を戦わせ、どちらが生き残ったかによって時期将軍を決めるという指令が下る。伊賀と甲賀から精鋭五名ずつが選抜され、その中には朧と弦之介も含まれていた・・・。

感想
特撮アクションが見所のスーパー時代劇映画とでもいうべき作品だろうか。内容はそれぞれの忍びが己の力を使って戦っていき、家康のもとへ向かうという話だ。この己の力というのが忍術なわけだが、すでに忍術のレベルを超えている。手が伸びたり、顔を入れ替えたり、瞳を見ただけで内臓が破裂したり、殺しても殺しても生き返る不死身の体を持っていたりと伊賀・甲賀の忍びは超人である。
身分の違う主人公二人が運命的な恋に落ちるとストーリーで書いたが、運命的に恋に落ちたというシーンが映画本編でたっぷり語られているわけではない。それぞれが身分を明かさずに二人の恋愛描写を丁寧に描いていき、後半でその素性と逃れられない宿命みたいなものが提示されていたら、クライマックスのシーンも印象が違っていただろうにと個人的に思う。
役者陣に注目してみると椎名桔平と升毅が怪演している。特に椎名桔平の姿・衣装はプッと噴出しそうないでたちである。例えるならなんだろうなあ、なんかキョンシー映画に出てきそうな悪役の道士みたいな姿である(えっ、わかりにくい?)。わかりにくいなら、実際見てみたらわかるだろう。
映像は綺麗である。ライダー・戦隊物の特撮なんかを時代劇に組み込んだような作品である。興味があったらどうぞ。

鑑賞記[サ行] | 15:04:26 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.102 「マラソン」
マラソン

原題 : 말아톤 (英題)MARATHON
制作 : 2005年、韓国
監督 : チョン・ユンチョル
出演 : チョ・スンウ、キム・ミスク、イ・ギヨンほか

ストーリー
大人でありながら、5歳児程度の知能しか持たない自閉症の青年ユン・チョウォン。彼はシマウマとチョコパイが大好きで、感情がコントロールできず、周囲を巻き込んでは何かと騒動を起こしている。そんなチョウォンにできる限りの愛情を注ぐ母キョンスクの願いは、「息子よりも一日だけ長く生きること」であった。ある時、キョンスクはチョウォンにマラソンの才能があるのを見抜き、10キロマラソンに挑戦させると、3位という好成績をおさめる。マラソンをしている時だけは他の人と変わらない、いやそれ以上の才能を発揮するチョウォンのために、キョンスクは元有名マラソン選手ソン・チョンウクにコーチを頼む。現役を退き、やる気のないソンだったが、チョウォンのバカ正直すぎるほどの純真さと彼の素質にやる気を出し始める・・・。

感想
自閉症の青年とその母親の愛と苦悩をマラソンを通して描いた実話を基にした映画である。
人間というのは5歳ぐらいまでは発達が人より遅いだけなのか、このままなのかがわからないらしい。診断できる年齢になり、病院で検査したところ、主人公チョウォンは「自閉症」であると診断される。この自閉症は病気ではなく、障害。治ることはないのである。このときの母親の絶望、悲しみが伝わってくる。人とのコミュニケーションがうまくとれないため、関わる人、特に家族は疲れるのである。母親は幼い頃からチョウォンを献身的に世話するのだが、その代償として父親はチョウォンの育児を手伝わず、また弟は兄であるチョウォンにばかりかまっている母親に寂しさを感じるのである。主人公一家は決して幸せでもなく、よくできた家族でもない。どこにでもいるようないたって普通の家族。それぞれが悩み、苦しんでいるのである。
他の人とは違うチョウォンだが、マラソン能力には優れていた。母親はチョウォンがマラソンをしている時は普通の人と変わらないということにどこか希望的な側面を持っていた。一方で、チョウォンは昔、母親に捨てられかけたという記憶が残っており、再び母親に見捨てられるのをおそれ、母親に従いながらマラソンに打ち込んでいた部分があったようだ。中盤でいろいろと問題が発生し、チョウォンも母親も一度はマラソンのことを忘れるのだが・・・。ここからは物語のクライマックスであり、あとは映画を見て欲しい。ラストはハッピーエンドとまではいかないものの、少しは前進したかなという感じで、無理やり感がなくてよいと思う。
チョウォンを演じたチョ・スンウ、母親のキム・ミスクの演技がいい。また、最初はやる気のなかったチョウォンのマラソンコーチであるソン・チョンウクとの徐々に心を開いてく過程もなかなかよかった。
この映画は実際にフルマラソンを3時間以内で完走した自閉症の青年をモデルにしており、彼はその後トライアスロンにも挑戦し、完走しているらしい。
この手の映画って、周りに障害についてよく理解しているいい人みたいなのがいそうだが、そういうのがほとんどといっていいくらい登場しなかった。人間って善悪併せ持っている生き物だから、この映画に出てきた登場人物たちの言動の方がリアルなのかもしれない。ユーモラスな部分もあるし、押し付けがましい感動映画でもないと私は感じたのだが、途中途中でわからないシーンっていうのもあった。伏線みたいなのものかと思いきや、結局いかされることもなかったし。韓国映画にはわりとそういう部分が多いんだよなあ。でも、まあ一度見ておくのもよい映画だと思う。

鑑賞記[マ行] | 21:28:17 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.101 「銀のエンゼル」
銀のエンゼル

制作 : 2004年、日本
監督 : 鈴井貴之
出演 : 小日向文世、佐藤めぐみ、浅田美代子、大泉洋、西島秀俊ほか

ストーリー
北海道のとある田舎町にたたずむ一軒のコンビニ。オーナーの北島昇一は、店長である妻に店と娘の由希をまかせ、気ままな毎日を過ごしていた。そんなある日、妻が交通事故に遭い、全治3ヶ月の怪我を負って入院。妻に代わって夜勤の仕事までこなさなければならなくなった昇一は、店員とコンビニにやってくる客、そして最近ほとんど会話のなくなった由希と向き合うことになるのだが・・・。

感想
私の好きな「水曜どうでしょう」のミスターこと鈴井貴之が小日向文世を主演に迎えて作った作品。田舎に一軒あるコンビニをメインにし、今まで妻にまかせっきりだった主人公が、慣れない仕事にあたふたとしながら、娘と向き合っていくという内容である。娘とほとんど会話がなく、店員には小馬鹿にされた、ダメな父親を小日向文世が演じている。
コンビニにやってくる客は個性的な人ばかり。バナナを温めろという男、レシートがないのに返金を求める女、銀のエンゼルを集めている子持ちの女、ダンスの練習をする高校生たち、店内でいつも電話をする女など。深夜のコンビニの日常を垣間見ることができるような雰囲気である。
小日向文世以外の出演者は妻役に浅田美代子。最初の方でコンビニのシーンがあるが、事故に遭った後は病院のシーンでしか登場しない。娘役の佐藤めぐみと同級生の辻本裕樹って「3年B組金八先生」の第6シリーズで共演してたよなあ。謎めいた夜勤店員役には西島秀俊が扮しているが、彼の意外な正体が後半でわかる。その他に日夜、町民の安全を守っているという警官役の嶋田久作が不気味なオーラを醸し出しているが、なんかおもしろい。小日向文世の友達役で村上ショージが出ているが、北海道が舞台で関西弁ではないためか、なんかセリフがぎこちない感じがする。山口もえは10年ぶりに田舎に帰ってきた子連れの水商売の女を演じている。ミスター初監督作品「マンホール」で主演した安田顕は、佐藤めぐみの担任役で登場するが、自らの肉体を見せたがる教師で少し気持ち悪い(笑)。もちろん、この作品にも大泉洋は出演しているが、やっぱり大泉っぽい役である。
音楽はそんなに頻繁には使わず、静かな映像を見せてくれる。派手なアクションや大爆笑シーンはないが、なんか暖かく落ち着いた感じで楽しむことができた。

鑑賞記[カ行] | 21:48:07 | Trackback(0) | Comments(0)

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