■最近の記事
■カテゴリー
■月別アーカイブ

■プロフィール

橋 光夫

■最近のコメント
■最近のトラックバック
■よく読まれる記事

ブログパーツ

■ブロとも申請フォーム
■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
vol.115 「パッチギ!」
パッチギ ! スタンダード・エディション

制作 : 2004年、日本
監督 : 井筒和幸
出演 : 塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、オダギリジョーほか

ストーリー
グループサウンズが流行った1968年の京都。京都府立東高校空手部と朝鮮高等学校の番長アンソンたちは激しく対立していた。ある日、東高校の康介はケンカの力をサッカーで発散させるために、担任の指示で友人と親善サッカーの試合を申し込みにいくために朝鮮高校を訪れる。そこで康介はフルートの得意なアンソンの妹キョンジャに一目惚れ。キョンジャが演奏していた曲が朝鮮分断の悲しみを歌った「イムジン河」だと楽器店で坂崎という男から教えられた康介は、キョンジャと親しくなりたいために「イムジン河」の弾き語りと朝鮮語を学ぶのだが・・・。

感想
日本と在日朝鮮の高校生の恋と友情、ケンカの日々を描いた作品。あの井筒監督の作品だけあって、序盤からバスは横転させるわ、ボーリング場で乱闘するわ、クライマックスでは河原で決闘するわとこれでもかというぐらい、殴り合い、どつきあいのケンカシーンが目白押しである。ビー玉を口にくわえさせて殴るシーンとかは見ているこっちが痛いぐらいだ。そういうケンカシーンのあいだに、グループサウンズ、ヒッピー、大学紛争など当時の背景を織り交ぜながら、在日朝鮮人の高校生と日本の平凡な高校生のそれぞれの生き方、青春を描いているわけである。
日本人高校生・康介役には塩谷瞬が扮し、冒頭ではキノコアタマを披露してくれる。物語の中心的人物は在日朝鮮高校生・アンソン役の高岡蒼佑かもしれない。アンソンの仲間たちも個性的だ。康介に「イムジン河」を教える坂崎はヒッピーのようである。そんな坂崎をオダギリジョーがほんわかした感じで演じている。連ドラで初主演になる前の沢尻エリカがアンソンの妹キョンジャ役で出演。
コメディー的な部分もあるが、後半はある事件をきっかけにシリアスになるかも。日本よりも朝鮮側の方に重点を置いた趣がある。朝鮮側が康介に過去にされた出来事を泣きながら語るシーンで康介を罵倒するが、この辺はいろいろ考えさせられる。朝鮮側に立てば、「そうだ、そうだ」という応援的感情になるだろう。逆に日本側に立てば、罵倒される康介は直接関係していないわけだし、そんな一人の人間を責め立てるのはお門違いだという感情が生まれてくる。この場合は中立的にこの映画を見なければならないだろうな。他に康介がキョンジャから自分のために朝鮮人になれるかと問いかけられる場面がある。同じ状況で果たしてどういう返答ができるのだろうか。このあたりもなかなか考えさせられる場面である。
日本人側でずば抜けたキャラクターがいないのだが、大友康平が演じるラジオのディレクターがまだいい方かもしれない。上司にたて突き、そして殴り、鼻血を流しながらも発売中止になった「イムジン河」を放送しようとする心意気はすばらしい。「イムジン河」以外にエンディングには「あのすばらしい愛をもう一度」とザ・フォーク・クルセダーズの楽曲が使われており、この当時どんぴしゃ世代には懐かしくてたまらないだろう。

スポンサーサイト
鑑賞記[ハ行] | 22:30:03 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.114 「プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング」
プリティ・プリンセス 2 ロイヤル・ウェディング 特別版

原題 : THE PRINCESS DIARIES 2: ROYAL ENGAGEMENT
制作 : 2004年、アメリカ
監督 : ゲイリー・マーシャル
出演 : アン・ハサウェイ、ジュリー・アンドリュース、ヘクター・エリゾンドほか

ストーリー
平凡な女子高生だったミアが、ヨーロッパにあるジェノヴィア国の女王の孫娘で、王位継承権を持つプリンセスだという事実を知らされてから5年が経過。大学を卒業し、ジェノヴィアに戻ってきたミアは、宮殿での豪華な暮らしを楽しみ、少しずつ女王への道を歩んでいた。
ある日、ミアの21歳の誕生パーティーが開かれ、彼女はそこでニコラスという青年に出会い、心が少しときめく。だが、そんなミアに思いがけない事実が発覚する。それは女性の王位継承者は結婚していなければ女王に即位できないというもの。議会の決定で30日以内に婿を取らなければ、ミアは女王に即位できず、別の王位継承権を持つ王子が国王として即位することになる。そして、ミアの次に王位継承資格を持つ王子こそパーティーで出会ったニコラスだった・・・。

感想
普通の女子高生がプリンセスとしての道を歩んでいく映画の第2弾。前作で女王になることを決断したミアが、女王になるための試練を乗り越えるというのが今回のお話。
前回はプリンセスになるまでの過程を描いた、一種のサクセス・ストーリーみたいな感じだったが、今回はもうプリンセスになっているから、ちょっと新鮮さにはかけるかもしれない。まあ、それでもドジな部分は相変わらずで、楽しめたけどね。
このミアは15歳までは普通の女の子として育てられたために、女王になるにはまだまだ未熟な部分も多く、失敗が多い。だが、祖母である女王や護衛のジョゼフなどに支えられ、頑張っていくのである。
前回を見ていればわかるようになっているので、今回の話はミアは無事に女王に即位できるかという部分に注目しながら見ていくことになる。相変わらず、ジョゼフはいい味出してるし、第1弾にも出ていたミアのサンフランシスコの親友が遊びに来て、結局はジェノヴィアに1ヶ月近く滞在してる。そして、ミアを厳しく、そして暖かく見守る女王のジュリー・アンドリュースもすばらしい。前回も書いたが、とても70歳近くには見えない。この映画ではかつてミュージカル女優として披露していたジュリー・アンドリュースの歌声を聞くことができる。ミア役のアン・ハサウェイは随分と綺麗になったかもしれない。第1弾を見てから第2弾を見た方がより楽しめるだろう。


(シリーズ関連作品)
プリティ・プリンセス

鑑賞記[ハ行] | 23:45:58 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.113 「ラヂオの時間」
ラヂオの時間 スタンダード・エディション

制作 : 1997年、日本
監督 : 三谷幸喜
出演 : 唐沢寿明、鈴木京香、西村雅彦ほか

ストーリー
ラジオドラマの脚本が初めて採用された主婦のみやこは、生放送直前のスタジオを見学していた。ところが、本番直前に主演女優が役名を変更したいと言い出すと、他の出演者たちも次々と脚本の設定を変えてしまう。みやこの書いた脚本は主婦と漁師のメロドラマだったのに、いつの間にかアメリカが舞台のアクションラブストーリーへと変貌していってしまう・・・。

感想
脚本家・三谷幸喜の初監督作品。主婦の書いた脚本をもとに放送されるはずだったラジオドラマが、出演者やスタッフのわがまま放題で設定が次々と変えられ、最初とは全く違ったドラマになってしまうというコメディー映画である。
出演者の数も結構多く、ちょい役で渡辺謙や市川染五郎、桃井かおりなども出演しており、贅沢な映画だ。
平凡な主婦がラジオドラマの裏側の実態を知り、自分の脚本が変貌していくことに愕然としながらも、無事本番を終了させるために奮闘していくというストーリーである。まあまあ、楽しめる作品かな。

鑑賞記[ラ行] | 23:31:07 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.112 「世界で一番パパが好き!」
世界で一番パパが好き!

原題 : JERSEY GIRL
制作 : 2004年、アメリカ
監督 : ケヴィン・スミス
出演 : ベン・アフレック、リヴ・タイラー、ラクエル・カストロ、ジョージ・カーリンほか

ストーリー
ニューヨークの音楽業界で、優秀な宣伝マンとして活躍するオリバー・トリンキ。愛する妻とまもなく生まれる子供を待つという幸せな日々を送っていたオリバーだが、妻が出産直後に動脈瘤破裂で急死するという不幸に見舞われる。失意のオリバーは妻のことを忘れるために今まで以上に仕事に没頭し、生まれた娘ガーティの面倒を実家の父親に押し付けるのだが、大事な仕事で失態を犯し、音楽業界から干されてしまう。
職を失ったオリバーはガーティの良い父親になろうと決心し、ニューヨークを離れ、父の住むニュージャージーでの生活を始める。そして7年後、オリバーはニューヨークに戻りたいという未練がありながらも、かわいい少女に育ったガーティと幸せな生活を送っていた。そんなある日、レンタルビデオ屋で大学院生のマヤと出会うことになって・・・。

感想
シングルファーザーと娘の微笑ましい物語。どうなるかというのは大体想像できてしまうのだが、それはそれでいいのだと思う。下ネタが少し多いかなと感じる部分があるから、親子で鑑賞するのは避けたほうがいい。「裸を見せていいのは結婚してから」という場面は父親編と娘編があって、思わず「プッ」と笑ってしまったけど。娘ガーティ役の少女がかわいらしい。こういう親子の物語は子役も重要だろうな。
名の知れた俳優がちょい役で出ているのもこの作品の見所の一つ。娘を出産後、死亡してしまう妻にジェニファー・ロペス。クビになった後、訪れた会社の面接官役にマット・デイモンが出演。ベン・アフレックとは友達らしい。ちょっとしか出ないから見逃してしまうかも。そして、ウィル・スミス。オリバーが妻の死と育児の疲れからウィル・スミスの暴言を吐いたことにより、音楽業界から干されるきっかけとなった人物だ。オリバーはレンタルビデオ屋で娘が「メン・イン・ブラック」の映画を手に取ったときに、速攻で棚に返している。この映画の前半でウィル・スミスをバカにしているのだが、後半では本人役で登場。バカにされた分、おいしいところを持っていくウィル・スミス。カメオ出演らしいが、結構長い間、ベン・アフレックと絡んでいた。
ちょっと前半がダルイ感じがするのは否めないが、まあまあ楽しめたと思う。

鑑賞記[サ行] | 23:42:03 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.111 「サマータイムマシン・ブルース」
サマータイムマシン・ブルース スタンダード・エディション (初回生産限定価格)

制作 : 2005年、日本
監督 : 本広克行
出演 : 瑛太、上野樹里、与座嘉秋、川岡大次郎、真木よう子、佐々木蔵之介ほか

ストーリー
とある大学のSF研究会に所属する甲本を含む男子部員五名は、SFの研究どころか、SFが何の略かも知らず、暑い夏休みを毎日だらだらと過ごしていた。そんなある日、部室の涼しさの源というべきクーラーのリモコンを誤って壊してしまう。翌日、うだるような暑い部室にやってきたメンバーは、見慣れない金属の乗り物を発見する。年号のついたダイヤルやレバー、座席があるその乗り物を見て、「SF研究会だからタイムマシンか?」と冗談を言いながら、部員の曽我を無理やり乗せ、レバーを操作すると乗り物ごと曽我が一瞬にして消えてしまう。しばらくすると曽我が帰還し、「昨日」へ行ってきたという。曽我の証言を裏付けるように昨日部員を撮影した写真に今の服装の曽我が写っていることを確認。甲本たちはこの乗り物がタイムマシンであると確信する。そこでメンバーは「昨日」に行って、壊れる前のクーラーのリモコンを取ってこようと軽い気持ちでタイムマシンに乗り込み、あまりのおもしろさにメンバーは「昨日」で悪ふざけを始める。だが、過去を変えると現在が消えてしまうという事実を「今日」の世界で知った甲本と曽我は、慌てて「昨日」の世界へ向かい、「現在」が消滅しないように奮闘するのだが・・・。

感想
劇団「ヨーロッパ企画」の演劇をベースに「踊る大捜査線」シリーズの本広克行が映画化した作品。地方にある大学のSF研究会のメンバーが偶然、発見したタイムマシンを使い、壊れたクーラーのリモコンを持ってこようと思いつく物語。しかし、佐々木蔵之介扮する大学助手から「過去」を変えると「現在」が消滅することを知った部員たちが、過去を変えないように「昨日」と「今日」を何往復もタイムトラベルすることになる。タイムトラベルものであるから、前半で場面が変なところで切れたりしているシーンなんかがあるのだが、物語が進むにつれてその意図がわかるようになっている。
登場人物全員がゆるいというか、ふざけたような感じで、脱力的であり、それはそれでおもしろい。そして、誰が作ったのかわからないタイムマシンを使って、壊れたリモコンを手に入れようというタイムマシンの無駄な使い方を全編にわたって描いているのである。こういうタイムトラベルものは途中で破綻をきたす場合があるし、見ているこっちがわからなくなるようなこともあるのだが、最初にちりばめた伏線がすべてつながるようになっていて、実におもしろい。元々が舞台で上演された作品だけあって、よくできている。また、劇団「ヨーロッパ企画」の曽我役の永野宗典と未来人・田村役の本多力が映画本編にも同じ役どころで出演しているし、いい味を出している。あとエンドクレジットを見るまで升毅が出演していることを知らなかったのだが、お遍路みたいな格好をしているのがそうだった。どうやら「神さま」役らしいが・・・。瑛太はマジメな青年を、上野樹里はどこか抜けたような感じの女子大生を、与座嘉秋は「VIDAL SASSOON」にこだわる部員など、ゲラゲラ笑うまではいかないが、プッと噴出しそうなゆるい感じで進んでいく。家でゴロゴロしながら見るのもよいし、タイムトラベルのつじつまをしっかり確認しながら見るのもよいだろう。

鑑賞記[サ行] | 23:56:20 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.110 「汚名」
汚名

原題 : NOTORIOUS
制作 : 1946年、アメリカ
監督 : アルフレッド・ヒッチコック
出演 : ケイリー・グラント、イングリッド・バーグマン、クロード・レインズほか

ストーリー
1946年、マイアミ。父親がナチス・ドイツのスパイだったことで汚名を着せられたアリシア。やけになり酒飲みパーティーを開いたアリシアの前に連邦捜査官のデブリンが現れる。ナチスの残党だと思われるセバスチャンがアリシアの父の友人であったことから、スパイとしてアリシアに内情を探って欲しいと依頼する。その仕事を引き受けたアリシアと共にデブリンは、セバスチャンのいるブラジルのリオデジャネイロへ向かう。セバスチャンはアリシアを愛していた過去があり、偶然を装い、セバスチャンと再会することに成功する。中年となっていたセバスチャンはアリシアとの再会で抑えていた感情を取り戻し、アリシアに結婚を求める。しかしすでにデブリンのことを愛し始めていたアリシアは、セバスチャンからの求婚についてデブリンに相談するものの、自分で決めろと冷たくあしらわれてしまう。デブリンが自分のことを愛していないのだと感じたアリシアはセバスチャンとの結婚を決意する。結婚後、アリシアはセバスチャンの屋敷で酒倉にある謎の品物を突き止めるのだが・・・。

感想
クラシック映画なんかも鑑賞しようと考えた私。そんなわけで名作映画シリーズから今回紹介するのはアルフレッド・ヒッチコックのスパイ・ラブ・スリラー映画「汚名」である。
1946年に製作されており、カラーではなくモノクロ映画である。ナチスのスパイの汚名を着せられたイングリッド・バーグマン扮するアリシアが、ケイリー・グラント扮するデブリンから仕事を持ちかけられ、引き受けるという話。セバスチャンに接触する前にもうデブリンに夢中になっているアリシアだが、デブリンはどこか煮え切らない感じ。セバスチャンから求婚されたことを話してもデブリンはそっけない態度を示し、どこか悲しそうな感じのアリシアは、結婚を決めてしまうのである。しかし、アリシアはセバスチャンのもとへ送り込まれたスパイであるから、デブリンとは常に連絡を取り合う。セバスチャンはデブリンと嬉しそうに話すアリシアがおもしろくない。つまりは嫉妬である。アリシアは酒倉にあるワインに謎があると考え、その酒倉の鍵をセバスチャンから盗み出さなければならない。このあたりがスリルである。酒倉を調べるためにパーティーを催し、そこへ招待客としてデブリンが現れる。アリシアとデブリンは酒倉に忍び込み、目的の品物を探すわけだが、パーティーで使用するワインがどれだけ持つかわからないのである。ワインがなくなればセバスチャンが自分の鍵を使って酒倉にやってくるのだが、その時に鍵がないことがわかれば、全てはおしまいになってしまう。セバスチャンに見つからずに謎の品物を見つけなければならないというスリルもある。いくつかあった危機を乗り切ったかと思えたアリシアだが、セバスチャンはアリシアがスパイであることに気づいてしまうのである。情報が漏れていることをナチスの仲間に知られれば殺されることが明らかであるセバスチャンは母親に相談し、アリシアに毒を盛り、ちょっとずつ体を弱らせて殺害しようと考えるのである。アリシアは最初、二日酔いからくる体調不良だと思っていたのだが、セバスチャンたちに殺されることを察知する。しかし、時はすでに遅く、体の自由が利かない状態となってしまう。一方、何日待ってもアリシアから音沙汰のない状況に不信感を募らせたデブリンは、セバスチャンの屋敷へ向かう。ここからエンディングまではいかにしてアリシアを救い出すかというところがポイントであろう。敵に知られずにデブリンはアリシアを救出できるのかどうか。この辺りはスリルとラブ・ストーリーがミックスされた感じになっている。そして、結末は映画を見た人の判断に委ねる展開となっている。これはこれでおもしろい終わり方である。全体的には面白い映画かと思う。有名評論家の言葉を借りれば、「いやあ、映画って本当にいいもんですね!」だな。

鑑賞記[ア行] | 23:51:32 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.109 「フライ,ダディ,フライ」
フライ,ダディ,フライ

制作 : 2005年、日本
監督 : 成島出
出演 : 岡田准一、堤真一、松尾敏伸、星井七瀬、愛華みれ、須藤元気ほか

ストーリー
鈴木一は平凡なサラリーマンではあるが、愛する妻と娘と幸せに暮らしていた。だがある日、高校生の愛娘が男子高校生に殴られ、入院してしまう。加害者である高校生・石原は有名進学校に通うボクシングの高校生チャンプであり、父親は有力な議員でもあった。威圧的な教頭と反省の色が見えない石原にいなされてしまう鈴木。それ以来、最愛の娘は心を閉ざしてしまい、鈴木は石原に復讐するため、包丁を持って石原の高校へ向かう。だが校門前で包丁を振りかざし叫んでいた鈴木は、校舎から出てきた在日高校生パク・スンシンに一撃でのされ、気絶してしまう。スンシンたち落ちこぼれグループの前で目覚めた鈴木は、自分が石原の高校ではなく、別の高校へ乱入したことを知らされる。鈴木から事情を聞いた落ちこぼれグループは、石原との決闘に協力すると申し出る。鈴木は愛する娘が再び笑顔を取り戻せるように、スンシンの指導の下、石原と対決するのに必要な体力・戦い方の特訓を開始する・・・。

感想
最愛の娘をぼこぼこにされた中年サラリーマンが、けんかの強い在日高校生の指導の下、加害者である男子高校生とタイマン勝負を行うまでを描いた作品。
この映画の注意点としては、最愛の娘(星井七瀬)が有名進学校に通いながらボクシングのインターハイ連覇の実績のある男(須藤元気)に顔面をあざができるまで殴られるほどの怪我を負ったというところである。ボクシング経験者が素人を、それも女子高生の顔を入院させるまで殴るという行為自体許されない。だが、ここがポイントだろう。ボクシングの高校生チャンプであるから、普通のサラリーマンでは返り討ちにあう。暴力には暴力で返すというのに嫌悪感を示す人もいるだろうが、この手の奴には暴力で返さないといけないだろう。ただし、本編でもスンシンがいっているように、刃物などの卑怯な道具を使わずに己の体力と知恵で相手を倒さなければならないわけである。
加害者の石原が高校生チャンプだけでなく、父親が有力な議員という普通では太刀打ちできそうにない状態であり、鈴木も石原や教頭になめられてしまい、娘が救いの手を差し伸べていたのにも関わらず、うろたえて見放してしまうのである。そのため、娘から拒絶されてしまう鈴木。彼は復讐のため、石原の高校へ包丁を持って向かうのだが、けんかの強いスンシンに簡単に倒されてしまう。自分が間違って別の高校へ乱入したことを知った鈴木に、その高校の生徒たちは石原と決闘できるように特訓すると申し出てくる。鈴木が乱入した日は終業式であり、彼らはこれから夏休みを迎えるので、時間がたっぷりあるという。こうして夏の炎天下の中、打倒・石原を掲げ、胸を張って娘を迎えにいくための辛い特訓を開始するのである。
堤真一が最初のダメップリを上手く演じているんじゃないだろうか。見たあとスカッとするかというとそうでもないんだけど、「鈴木さん、よく頑張った」と思えた映画である。

鑑賞記[ハ行] | 20:54:10 | Trackback(0) | Comments(0)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。