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「踊る」の世界#21 秋SPを見直す
秋の犯罪撲滅スペシャル(1998年10月6日 午後9時~午後11時14分 放送)
脚本:君塚良一 演出:澤田鎌作 視聴率:25.9%

秋の犯罪撲滅スペシャル完璧版(1998年12月22日 午後7時~午後9時54分 放送)
秋の犯罪撲滅スペシャルに未公開シーンと刑事部長などの新撮シーンを追加し、オープニングに青島と室井の現在までの経緯を総集編としてまとめた物を加えた3時間のスペシャル。

<ゲスト>
相良純子(大塚寧々)、純子の恋人・橋本(山本密)、放火犯(宮藤官九郎)
強盗(デビット伊東、定岡正二)、内偵先の課長(島田洋八)、内偵先の部長(深水三章)
内偵先の女性社員(畑野浩子)、銀行幹部(大塚周夫)、消防署の偉い人(萩原流行)
池神刑事局長(津嘉山正種)、南(池内万作)、汚職の警察官(沼田爆)
女従業員(長野里美)、室井の部下(光石研)、湾岸署会計課課長(温水洋一)
駅員(高木ブー)、男(大倉幸二)、湾岸署にいた警官(正名僕蔵)
佐々木典子(篠原涼子)、真行寺のおばちゃん(石井トミコ)、ホストクラブ店長(武野功雄)


ストーリーネタバレを含みます)
とある会社に入っていく一人の男。受付にも気さくに声をかけ、乗り込んだエレベーターで女性社員から声をかけられたその男は青島俊作だった。青島はこの会社で営業マンとして働いていており、会社の一大プロジェクトになりうる大仕事の契約を見事取りつける。その夜、祝勝会が開かれる。その席上で青島は上司の課長の様子を伺っていた。課長に言われ、女性社員が会議室に忘れたフロッピーを取りに行くと、課長が姿を見せる。ビデオ撮影もし、その女性を暴行しようとした矢先、「やっぱり内部の人間の犯行か」といって青島が現れる。取り乱す課長。この会社では社内で連続婦女暴行事件が続いており、課長がその犯人だったのだ。青島は課長を取り押さえ、「暴行致傷の現行犯で逮捕します。」と告げる。課長は「何だ、君は。刑事みたいな口をきいて」と尋ねると、青島は懐から手帳を出し、「申し遅れました。私、湾岸署の青島です。」と名乗る。青島は1ヶ月にわたって連続婦女暴行事件を内偵捜査していたのだ。見事犯人を逮捕し、事情を知っていた部長からモスグリーンのコートを渡された青島は、笑顔で去っていくのだった。
湾岸署に戻ってきた青島は神田署長たちに捜査終了を報告する。内偵先の会社で大きな仕事を3つも取り、社長も大喜びだったそうだ。刑事課に人がいないことに疑問を持った青島は、今日が年に一回の制服支給日だということを袴田課長から聞かされる。1ヶ月ぶりに帰ってきた青島を迎える湾岸署の面々。相変わらずのん気な雰囲気の署内。そこへ袴田課長から事件発生の連絡を受ける。久しぶりの事件にやる気を見せる青島。
事件は火事で、アパートに住んでいた男がやけどなどの怪我を負った模様。放火の疑いもあるらしい。青島たちが現場へ向かうと野次馬の人だかり。放火犯は現場に戻ってくる習性があるので真下に野次馬の写真を撮るように命じる青島。現場へ立ち入ろうとする青島たちのまえに一台の車が現れる。中から降りてきたのは消防署の上官。青島たちを見るとそこで待ってろと高圧的に言う。腹のたった青島が言い返すと、その上官はこの1ヶ月で湾岸署が行った数々の失態を聞かされることになる。結局、消防署の言いなりになってしまう青島たちだった。
湾岸署では陶芸大会が開かれていて、袴田は陶芸大会でビールジョッキを作っていた。湾岸署に戻った青島は、魚住から捜査報告書を書くよう指示される。魚住は青島のいない間に係長に、そして真下は課長代理になっていた。さらに緒方は刑事講習を終え、刑事見習いとして配属された。
夜、放火殺人未遂事件の特別捜査本部が湾岸署に設置された。本庁から島津捜査一課長と新城管理官たちがやってきた。新城は青島を見ると、気味悪い笑みを浮かべていた。会議が始まり、青島たちが捜査報告しようとすると、放火犯が捕まったという報告が入る。捕まった被疑者は真下が撮影していた野次馬の写真にも映っていた。事件の早期解決に拍子抜けする青島。その後、青島は新城から裏付け捜査を命じられる。裏付け捜査は地味な仕事であり、誰もが嫌がる仕事だ。新城の年末の恨みは未だに残っていた。さらに青島は新城から室井がまた一つ上に上がったことを知らされる。青島たち警察官を裁くポストに。
翌日。捕まえた放火犯を取り調べていると相良順子という被害者の恋人から、金でたのまれて放火をしたという事実が判明する。一方、新城から裏付け捜査を命じられ、放火に使ったライターを捜索した青島は放火犯から押収したビデオを犯行に関係ないか一本一本確認しろという次の命令が下る。ビデオを調べる作業は翌朝までかかることに。疲れ果てた青島に更に新城は、被疑者の女が成田で捕まったので、連行するための運転手を命じられる。本部の決まりで女性被疑者を連行する際は女性捜査員をつけなければならない。所轄の課長クラスと女性捜査官。青島、すみれ、真下と本庁の南で成田空港へ向かう。
その頃、警察庁で池神刑事局長に組織体系の見直しに関する上申書を提出する室井。しかし、池神はその上申書に難色を示す。
成田空港で被疑者の相良純子の身柄を確保し、湾岸署へ戻る一行。しかし純子がトイレに行きたいと言い出したため、とあるレストランに立ち寄ることになる。レストランのトイレですみれは純子の体にある無数のあざを見つける。すみれは純子から聞いてほしいことがあると言われるが、純子を輸送するのが仕事だと告げる。純子から「女でしょ」と言われたすみれは、純子に個人的に困ったことがあるならいつでも相談になると言い、自分の名刺を渡し、車に戻る。本庁の南が本部に電話をしているのを待っていた青島たちは、不審な二人の男の様子を見ていた。男たちがレストランの中へ入ると、銃声が聞こえてきた。男たちはライフルを持った二人組の強盗であり、店内にいた南を人質にしていた。急いで店内に侵入した青島は強盗と同じ緑色のコートを着ていたため、従業員に羽交い絞めにあい、身動きが取れなくなる。二発目の銃声が聞こえたことから、見かねたすみれが後を真下に託し、青島たちの救援に向かう。すみれの機転でなんとか強盗犯を捕まえたが、逆に純子に逃げられるという失態を犯す。
捜査本部に戻り、本庁の南は人質に、真下は本庁からの捜査研修員という理由で責任を逃れ、被疑者逃亡は青島とすみれの二人の責任となった。最初はかばいあっていた青島とすみれだったが、やがて感情的になり、新城から捜査本部は君たちのような感情的で非理論的な捜査員の来るところではないと叱られ、立ち去るように言われてしまう。その後、室井は池神刑事局長から被疑者輸送に関わった警察官を調査するよう命じられる。
警察庁警備部警務課主席監察官として室井が湾岸署へ、青島に質疑をしたいと言ってやってくる。取調室で室井から協力を要請される青島。本庁の幹部はすみれが被疑者の女性をわざと逃走させたのではないかと疑っていたのだ。その後、すみれが室井から質疑される。室井から4年6ヶ月前に野口という男に襲われ、右手に大きな傷を負いその後も付きまとわれ、1年8ヶ月前に再び襲われ、逮捕したという話をする。青島も室井もこの事件に絡んでいた。最近のすみれの捜査活動について調査が入ったとすみれに告げる室井。すみれは女性に暴力を振るう男に過剰な反応を見せ、犯人を異常に憎み、被害者に同情する傾向があるという。逃走した相良純子は被害者となった恋人に暴力を受けていたらしい。その事実を知っていたかとすみれに尋ねる室井。すみれの脳裏にレストランのトイレで見たあの無数のあざがよみがえる。だが、すみれは室井に知らないと答える。
一方、室井が監察官として湾岸署にやってきたということで署長たちは大混乱。そして、刑事見習いだった緒方は課長からもとの職場に戻るように伝えられる。
すみれの質疑の後、青島と和久は室井からすみれを24時間監視して欲しいと頼まれる。和久は仲間の刑事を疑ったことは一度もないとその要求をつっぱねる。だが青島は室井にこの仕事は俺との約束を守るためなのかと問いただす。青島が現場でがんばり、室井が出世して上に行く。現場の刑事がいつも正しいことをできるようにしてもらうという約束。室井に協力したい青島は和久を説得する。さらに青島は自分たちですみれの容疑を晴らせばよいのだと言う。
その夜から青島と和久はすみれを尾行し監視する。不審な様子はない。家に帰宅すると、夜遅くどこかへ出かけるすみれ。純子と接触するのかと思った青島たちだったが、いきつけの喫茶店に向かっただけだった。その喫茶店で青島たちに普段見せない表情になるすみれ。青島と和久はそのすみれの表情に引っかかる。すみれが家に戻ると、緒方が巡回にやってくる。すみれから毎晩見回りに来てくれと頼まれていたのだ。
翌日。被疑者の逃走車を江東区で発見したという連絡を受ける捜査本部。すみれの自宅も江東区であり、疑いを強める新城たち。その頃、刑事課ですみれを監視していることがばれる青島たち。すみれに問い詰められる青島。室井を信じてやっていることとすみれの疑いを晴らしたいことを語る青島。緒方に家の見回りを頼んでいる理由や最近かけている電話の相手は誰なのか、さらに何か心配事があるのではと尋ねる青島。何かを言いたそうな表情のすみれだが、仲間に信用されていなければ終わりだと青島に告げる。
湾岸署に来ていた室井にすれみの監視の仕事をおりたいというが、続けろと冷たく言われる。その頃、真下と雪乃は新城から青島の動向監視を命じられる。青島が捜査本部にすみれに関する情報をあげていない疑いがあるからだ。
夜。すみれを尾行する青島を更に尾行する真下と雪乃。すみれから尾行されていることを知らされた青島は、室井に不信感を抱く。すみれが自宅に戻ったのを確認すると、青島は一人どこかへ向かう。向かった先はホストクラブ。青島がホストとしてバイトしているようだ。青島のイメージが崩れていくのにショックを受ける雪乃。
池神刑事局長から青島という所轄の刑事と理想を共有しているそうだなと言われる室井。池上が公安を使って調べたようだ。室井は池神に警察官同士の監視について現場から不満があがっていると告げると、警視庁刑事部参事官のポストに室井を推薦すると切り出され、黙ってしまう室井。さらに池神から現場の刑事との関係を絶つように命じられる。室井の理想はトップになってから考えろと言われてしまう。
湾岸署にすみれの名刺を持った女性が現れる。すみれがいないということがわかると去っていく女性。青島はその女性とぶつかる。しばらくして青島はハッとする。今ぶつかった女性は逃走中の相良純子に違いないと。署長たちにそのことを報告する青島。青島はすみれとの接点があるかどうかがはっきりするまで本店に報告するのをまってもらうよう頼む。だが、署長室の会話は新城に盗聴されていた。室井にそのことを伝える新城。それを偶然聞いていた真下は、署長室で盗聴器を発見する。真下は湾岸署に盗聴できる車があるのを発見する。青島は室井に訴えるが、裏切ったのはどっちだと冷たく言い放たれる。すみれ宛に電話が入る。青島は通信室でその話を盗聴。かかってきたのはすみれの父親から。しかし、次に入った電話は相良純子からのものだった。自首するように説得するすみれ。純子は恋人と別れたかった。毎日暴力を受けていた純子。殺さなきゃ殺される。男の暴力も立件すると約束し、夜の7時に有明コロシアムで会おうというすみれ。
電話が切れた後、青島がすみれのもとに慌てて駆けつける。室井に盗聴されている事実を告げる青島。すみれは純子は男の暴力を立件してから逮捕すると言うが、これからすみれには監視がいっぱいついて動き回れないと答える青島。せめて被疑者は自分で逮捕するという。彼女に同情していない。だが、暴力を振るった男は許せない。純子の苦しみがわかるすみれ。すみれ自身も毎日怖い思いをしているのだ。すみれを襲った野口は3年の実刑判決を受けていた。そして1年6ヶ月が経過しており、模範囚なら仮出所。再びすみれを襲いにくるのではという恐怖から、緒方に巡回を頼んでいたのだった。青島は俺が守ると約束しただろとすみれに尋ねる。青島のその言葉はうれしかったが、つらいのだ。つっぱってるが嫌になり、涙を見せるすみれ。すみれとの話を終えた青島は和久に頼みがあるという。すみれさんのためならなという和久。
すみれが出かけると、本庁からの監視が強化されていた。青島は留置場にいる放火犯と接触。相良純子のことを尋ねる青島。和久は被害にあった恋人の男・橋本のもとを訪れる。真下と雪乃はとあるファミレスに呼び出される。青島のそばにいた人たちは昨日いた面々であり、彼らは青島の情報屋だったのだ。
橋本を湾岸署に連れてくる和久。応接室へ迎え入れると、青島は橋本に純子に対する暴力を立件すると告げる。その頃、すみれのもとに室井を乗せた車が現れる。私に逮捕させてと室井に言うすみれ。何も答えず去っていく室井。
青島は橋本の暴力をひとつずつ証明していく。純子は放火した男に自分の傷を泣きながら説明したという。いつ、どこでやられたかを詳しく話していたらしい。橋本はそんなことより純子を早く捕まえろと言い出すが、「暴力に苦しんでいる女性を守るのも俺たちの仕事だ!」と橋本に言い放つ青島。情報屋の目撃証言から真下たちが橋本の暴力の裏づけがとれたと言って戻ってきた。観念したかにみえたが突然、暴れだす橋本。刑事課内でゴルフクラブを振り回し暴れる橋本を、何とか取り押さえる青島。しかしすでに時間は午後7時を回っていた。
有明コロシアムで純子を待つすみれ。そこに純子が現れる。すると上空から警視庁のヘリコプターが出現。コロシアムを無数の捜査員が取り囲む。あっという間に確保される純子。必死で訴えるすみれ。現れた新城はすみれに「所轄の役目は終わった。ご苦労」と告げる。すると「勝手に終わらせるな!」と青島は橋本を連行しながら現れる。なぜ、被害者を捕まえているのかを尋ねる新城。青島は橋本が相良純子に対する2年間での百件以上の暴行傷害を認めたと伝える。新城はそんな事件は所轄でやればいいと言い放つが、青島は純子を連れて行くなら、この男も連れて行き、平等で取り調べることを約束してくれと頼む。そんなくだらないことを捜査に持ち込むなという新城に青島は「持ち込みますよ、何と言われようが」と答える。何故だという問いに青島は「現場の刑事には感情があるからだ」と告げる。橋本を本庁に引き渡す青島。青島たちへの尾行も盗聴も室井が決めたことだという新城。室井が青島たちを本庁に売ったのだと言う。するとそこへ室井が現れる。室井は青島たちに被疑者に関する情報を上に伝えなかったことは、警察官服務規程違反に該当するため、査問委員会にかけて処分すると言い放つ。だまされ裏切られたことに激しく怒るすみれ。青島も怒りながら室井に俺たちはもう信じてやっていけないのかと問うが、室井は無言で立ち去っていく。
帰り際にすみれは青島にありがとうと告げ、刑事を辞めるという。すみれは自分の信じていることをやり通していれば思いは通じると思っていたが、警察はそれを許してくれなかったと青島に語る。だが青島は室井も警察だが、俺たちの警察もあると言う。ちょっとたよりないけれど、俺たちの思いを理解してくれる人たちがいる。俺たちの警察はちょっと好きだと告げる。青島に促され、すみれが振り返ると和久や雪乃、真下や魚住といった湾岸署の面々がいた。青島の言っていることを理解したすみれは、もう少し警察を続けてもいいかなと元気を取り戻す。にぎやかに帰っていく青島たちだった。

私見
踊る大捜査線のスペシャル第3弾。10月上旬にこのスペシャルが、そして10月末に「THE MOVIE」が公開されることになります。1998年6月に劇場版がクランクイン。2ヵ月後の8月に秋の犯罪撲滅スペシャルを撮影するという、出演者にとってはハードなスケジュールだった模様。織田裕二が後に「もうあんなきつい撮影は二度としたくない」と語っていたほど、大変だったようです。
このスペシャルのオープニングは営業マンとして働く青島から始まります。最初見た時は青島は一体、なぜ営業マンをやっているんだと疑問に思いましたが、これが内偵捜査であったということがわかり、なかなかおもしろかったです。青島はサラリーマン時代、2年連続トップの成績であった優秀な営業マンであったので、こんな感じの営業マンだったのではと視聴者に思わせるサービス的シーンなのかもしれません。
制服支給日に湾岸署に戻ってくる青島。青島にとっては初めての湾岸署での制服支給日でしょう。なぜなら、1997年10月は杉並北署に飛ばされていたからです。そんな支給会場にまたまた黒いめがねをかけた警察官がいます。この男はTVシリーズの第3話で手錠をかけられた青島を発見した男です。この男については「THE MOVIE」を見れば、すべてわかります。
湾岸署では久しぶりに特捜本部が設置される事件。新城は青島を見て薄気味悪い笑みを見せます。歳末特別警戒スペシャルの恨みが未だに残っている模様です。この後、青島は新城からねっちこい仕打ちを受けます。放火犯の自宅から押収した大量のビデオテープを一本一本確認する作業で、青島や緒方は疲れ果てています。「お袋がテレビは1日2時間までよっていってたっけなあ。」なんてことまで漏らす青島をみかねた雪乃が手伝いを申し出ます。その後、3人とも疲れ果てるのですが、魚住がエロビデオの存在をほのめかすと、やる気を失っていた青島や緒方が元気を取り戻すシーンは個人的に好きなシーンです。その時の雪乃の演技もよいです。また、「東京ラブストーリー」を見るシーンもあり、青島がカンチについて言及するシーンも興味深い。
このスペシャルは結構ゲストが多いかと思います。今では脚本家で有名になった宮藤官九郎が放火犯役で出演。後にクドカン脚本、織田裕二主演の「ロケット・ボーイ」というドラマが作られることになります。今は女優を引退し、俳優の柏原崇と結婚した畑野浩子が内偵先の女性社員として、声優としてもおなじみの大塚周夫が銀行幹部役でそれぞれオープニングに登場。第2話で男の髪の毛を切った佐々木典子役の篠原涼子、第6話で張り込み先のアパートに住んでいた真行寺のおばちゃん役の石井トミコ、最終話で青島が犯人の安西と拳銃発砲し合ったイメクラ店長役の武野功雄が青島の情報屋としてそれぞれ再登場しています。他に強盗役でデビット伊東と定岡正二が、消防署の上官役で萩原流行が出演。いかりや長助と駅でやり取りする駅員役で高木ブーが出演。また、踊る大捜査線はそこそこ有名な俳優をメインとなる事件の犯人役でキャスティングすることは少ないですが、大塚寧々がこのスペシャルでは青島・すみれと室井の関係を壊すきっかけを作る役として出演しています。
室井が監察官というポジションにあがったために、青島たちと対立する冷酷な男に戻ってしまっています。このスペシャルはスペシャルとして完結していますが、青島と室井の関係は修復されないまま終わっています。この後、どうなったのかが「THE MOVIE」で描かれることになり、秋の犯罪撲滅スペシャルは劇場版とセットでみてはじめて完結する作品のようです。
前半は内偵捜査などおもしろいのですが、後半は結構重苦しい感じもします。今までのスペシャルの中では今ひとつな作品だと思います。また、踊る大捜査線の本編の演出としては現在のところ澤田鎌作の最後の作品となっています。
なお、袴田課長のビールジョッキは、青島、真下、和久、魚住、暴力犯係の面々が壊しています。ただ、最初に壊したのは青島です。湾岸署内での乱闘でジョッキは壊れるのですが、その時のうれしそうな青島たちの顔も見逃せません(笑)。


【登場人物たちの名台詞】
暴力に苦しんでいる女性を守るのも俺たちの仕事だ!」(青島)
自分の行った暴行行為を認めようとしない男に言った時のセリフ。もともと被害者救済という気持ちを持っていた青島であったが、事前にすみれの苦しみも理解していたので、余計に感情がこもったセリフになっている。

俺は警察官を40年。そのうち刑事を30年。人生のほとんどを人を疑ってすごしてきた。だが、一度だって仲間の刑事を疑ったことはない。一緒に命を張ってる戦友だからだ」(和久)
すみれの動向監視を命じられた和久が、室井に言ったセリフ。仲間の刑事を信頼しているからこそ、いろいろな事件で協力し、助け合いながら仕事ができる。そんな仲間を裏切る行為は、すみれを含めた刑事たちにも失礼なことであり、自分自身がその行為を行うことは許せないという思いが含まれていると思う。しかし、青島の説得で、あくまでもすみれの嫌疑を晴らすために監視することになる。

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踊る大捜査線 | 22:45:30 | Trackback(0) | Comments(0)
「踊る」の世界#20 登場人物を振り返る④
トリビアの泉にて「警護官 内田晋三」が公開されましたが、久しぶりにこのコーナーを。
劇場版公開前に放送された「秋の犯罪撲滅スペシャル」の主要登場人物を振り返ります。


<秋の犯罪撲滅スペシャルの主要登場人物>
青島俊作(織田裕二)
階級:巡査部長
警視庁湾岸警察署刑事課強行犯係。
一ヶ月の内偵捜査後に放火殺人未遂事件を担当。しかし、護送中に被疑者に逃亡されてしまう。
監察官の室井からすみれの動向監視を命じられる。

室井慎次(柳葉敏郎)
階級:警視正
警察庁警備部警務課主席監察官。
上司から放火殺人未遂事件に関わった湾岸署の刑事たちを調査するように命じられる。

恩田すみれ(深津絵里)
階級:巡査部長
警視庁湾岸警察署刑事課盗犯係。
強行犯係からの応援で被疑者護送の仕事を手伝うが、逃走されてしまう。
本庁から被疑者をわざと逃走させたのではないかと疑われ、青島たちに動向監視される。

和久平八郎(いかりや長介)
湾岸署指導員。
青島と共に室井からすみれの動向監視を命じられる。
現場の刑事を困らせるようなことをするなと室井に苦言を呈す。

柏木雪乃(水野美紀)
階級:巡査
警視庁湾岸警察署交通課。
真下と共に青島の尾行を命じられることになる。

真下正義(ユースケ・サンタマリア)
階級:警部
警視庁湾岸警察署刑事課・課長代理。
父親のコネで出世。放火殺人未遂事件の被疑者を逃亡させるきっかけを作った張本人である。

魚住二郎(佐戸井けん太)
階級:警部補
警視庁湾岸警察署刑事課強行犯係・係長。
青島が内偵中に係長に復帰。

中西修(小林すすむ)
階級:警部補
警視庁湾岸警察署刑事課盗犯係・係長。

袴田健吾(小野武彦)
階級:警部
警視庁湾岸警察署刑事課・課長。
陶芸大会で作ったビールジョッキを青島たちに壊されるが、本人はそのことを知らない。

神田署長(北村総一朗)
階級:警視正
警視庁湾岸警察署・署長。監察官の室井が現れて、大慌てになる。

秋山副署長(斉藤暁)
階級:警視
警視庁湾岸警察署・副署長。妻の駐車違反を揉み消したりしていた。

緒方薫(甲本雅裕)
警視庁湾岸警察署の警官。森下とはライバル。課長への贈り物が功を奏して、刑事見習いになる。

森下孝治(遠山俊也)
警視庁湾岸警察署の警官。緒方とはライバル。

山下圭子(星野友香)
警視庁湾岸警察署交通課勤務の婦警。

渡辺葉子(星川なぎね)
警視庁湾岸警察署の婦警。

吉川妙子(児玉多恵子)
警視庁湾岸警察署の婦警。

新城賢太郎(筧利夫)
階級:警視
警視庁刑事部捜査一課管理官。室井の後任。
歳末の恨みが残っているようで、青島をこき使う。

島津捜査一課長(浜田晃)
階級:警視正
警視庁刑事部捜査一課・課長。


踊る大捜査線 | 22:41:43 | Trackback(1) | Comments(0)
vol.136 「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」
ハムナプトラ 失われた砂漠の都

原題 : THE MUMMY
制作 : 1999年、アメリカ
監督 : スティーブン・ソマーズ
出演 : ブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズ、アーノルド・ヴォスルー、ジョン・ハナーほか

ストーリー
紀元前1290年。王の愛人アナクスナムンと禁断の恋に落ちていた高僧イムホテップは、その関係を王に知られアナクスナムンと共に王を暗殺する。アナクスナムンは自分の復活をイムホテップに託し自殺し、イムホテップは彼女を蘇らせる儀式を行うのだが、衛兵たちに捕縛され、死者の都と呼ばれるハムナプトラでミイラにされながら永遠に生き続けさせられるという究極の刑「ホムダイ」に処せられる。
それから3000年の月日が経過した1923年。古代エジプトの財宝を探していた冒険家リックは偶然にもハムナプトラの廃墟を目撃。しかしあまりの不気味さに逃げ出してしまう。その後、刑務所に収容されていたリックは処刑されるところをハムナプトラの情報と引き換えに、女性学者エヴリンに救われる。リックはエヴリンとその兄ジョナサンと共にハムナプトラへ向かうのだが、3000年の怨念がこもったイムホテップが蘇ろうとしていた・・・。

感想
ミイラ化されながら永遠に生き続けさせられるという究極の刑に処せられたイムホテップが3000年の時を経て、復活。恐るべき力を持つイムホテップに立ち向かうリックたち青年の冒険活劇でしょうか?
邦題は「ハムナプトラ」であるが、原題は「THE MUMMY(ミイラ)」。邦題と原題で作品の印象がかなり変わるよね。
それにしてもイムホテップが受けたあの刑は恐ろしいよなあ。コメディー的部分もあるが、残酷なシーンなんかもあったりする映画である。あとアクションもあるし、それなりに面白いと思う。ちなみにイムホテップ役のアーノルド・ヴォスルーはキーファー・サザーランド主演のテレビドラマ「24」のシーズン4でテロリスト役で出演しているぞ。


(ハムナプトラ シリーズ)
ハムナプトラ2 黄金のピラミッド

鑑賞記[ハ行] | 22:58:13 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.135 「蝉しぐれ」
蝉しぐれ プレミアム・エディション

制作 : 2005年、日本
監督 : 黒土三男
出演 : 市川染五郎、木村佳乃、今田耕司、ふかわりょう、原田美枝子、緒形拳ほか

ストーリー
江戸時代、東北にある小藩の下級武士・牧助左衛門の息子である文四郎は親友たちと共に剣術に励む毎日。文四郎は隣に住む娘・ふくと相思相愛なのかどうかわからない微妙な関係だった。そんなある日、助左衛門が藩内の世継ぎを巡る陰謀に巻き込まれ、切腹処分に。それを境に文四郎は母と共に罪人の家族として辛い日々を送ることになる。だが、親友の逸平やふくは今までと変わらずに接してくれていた。ほどなくして、ふくは江戸屋敷に奉公するために旅立ってしまう。
それから数年後、成長した文四郎は筆頭家老から牧家の名誉回復を言い渡される。助左衛門を切腹に追いやった張本人がこの筆頭家老であることから警戒を強めていた文四郎。やがて、藩主のお手がつき、側室となっていたふくが新しい派閥抗争に巻き込まれていることを知ることになるのだが・・・。

感想
藤沢周平の傑作小説を映画化。権力闘争に巻き込まれ、切腹させられた父親の汚名に耐え、屈辱の日々を過ごした青年藩士が、藩主の側室となった幼なじみの女性が藩内の新しい権力闘争に巻き込まれていることを知り、非情な運命に立ち向かっていく姿を描いている。
ただね、原作を読んだ派にとってはこの作品は微妙かな。2時間ちょいという時間制約のため、省かれている部分も多々ある。特に文四郎が「秘剣村雨」を伝授されるほどの腕前に成長するのだが、そのシーンが一切ない。ここは個人的に欲しかった。あと何年経ったのかがわかりにくいという欠点もあったり、説明不足なシーンもあって気になった。
出演者であるが、少年期の文四郎が映画の半分を占めており、市川染五郎は後半から登場する。木村佳乃なんかはラスト30分から40分ぐらいしか出てこないし。いやね、これは原作が15歳から20歳前半ぐらいまでの文四郎の物語であるから、少年期が長いのは別に問題ないんだけど。というか、この少年で最後までいってもよかったような気もするのだが、それではさすがにまずいかなあ。
文四郎の親友役をお笑い二人で固めているが、それなりに真面目に演技している。市川染五郎はセリフをしゃべるといまいち感があるのだが、表情はいいんだよねえ。黙っている方がいいのかも。
ラストシーンはおよそ20年後という設定なのだが、これもわかりにくい。でも、文四郎が胸に秘めていたふくへの想いのシーンはじーんときた。ここはよかった。だけど、全体的には消化不良気味である。作品自体悪くないので非常に残念だ。

鑑賞記[サ行] | 23:19:37 | Trackback(1) | Comments(0)
vol.134 「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」
ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]

原題 : FANTASTIC FOUR
制作 : 2005年、アメリカ
監督 : ティム・ストーリー
出演 : ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス、ジュリアン・マクマホンほか

ストーリー
科学者のリード・リチャーズは人類の進化と宇宙嵐の関係を解明するため、学生時代のライバルで事業家のビクターに資金援助を頼むことに。リードの相棒ベン、リードの元恋人で今はビクターの恋人でもあるスー、そしてスーの弟でパイロットのジョニーらと共に宇宙で実験を行っていたのだが、予想より早く訪れた宇宙嵐に巻き込まれ、全員がその放射能を浴びてしまう。一命をとりとめ地球に戻ったリードたちだったが、彼らはやがて不思議な力を発揮し始める・・・。

感想
バットマン、スパイダーマン、X-MENなどと同じようにアメコミが原作の作品を映画化。宇宙で事故に遭い、独特な超能力を身につけた4人がその能力を楽しんだり、悩んだりしながら、悪の道に走ってしまった人物と決戦するという話である。
展開が早い感じも受けたし、上映時間が2時間にも満たないからか、わりと見やすかった。4人の特殊能力のうちリードの能力は、漫画「ワンピース」の主人公ルフィのように体がゴムのように伸縮自在な体になってしまうのである。元恋人スーは体が透明になり、その弟ジョニーは体から火を発し、飛ぶことも可能となる。一番辛いのは相棒ベンだろう。彼は岩のような体となり、他の3人は普段と変わらぬ生活を送れるのだが、彼だけはそのままであり、他の人から奇異の目で見られてしまう。かわいそうであるが、彼にも救いの手が差し伸べられることになるわけで・・・。
この映画に出てきた俳優陣はほとんど知らないんだよねえ。唯一、わかったのがアメリカのドラマ「ダーク・エンジェル」でヒロインを演じたジェシカ・アルバぐらいだ。でもダーク・エンジェルの時は黒髪だったが、この作品では金髪である。ちょっと見ただけじゃわからなかった。
エンディングでは続編を匂わせるような終わり方となっているが、これで終わってもいいんじゃないかなあ。

鑑賞記[ハ行] | 22:36:38 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.133 「ALWAYS 三丁目の夕日」
ALWAYS 三丁目の夕日 通常版

制作 : 2005年、日本
監督 : 山崎貴
出演 : 吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、三浦友和、もたいまさこ、薬師丸ひろ子ほか

ストーリー
昭和33年の東京。夕日町三丁目にある「鈴木オート」に青森から集団就職で六子(むつこ)がやってくる。六子は鈴木オートが大きな会社だと想像していただけに、実際は小さな修理工場でがっかりしてしまう。
一方、鈴木オートの向かいにある駄菓子屋の主人・茶川は小説を書きながら賞に投稿しつつもなかなか当選せず、少年誌に冒険小説を連載している日々を送っていた。そんな茶川にある日、行きつけの飲み屋のおかみ、ヒロミから知り合いの息子である淳之介を預かってほしいと頼まれるのだが・・・。

感想
30年以上も連載し続けている漫画「三丁目の夕日」が原作の映画。東京タワーが完成する昭和33年を舞台に夕日町三丁目で生活する人々の様子を面白おかしく描いた作品である。
東京タワー建設中の様子や東京の町並みをCGで表現しているが、昭和な感じが出ていていいと思う。家にテレビがやって来て、町内全員でお祭り騒ぎになっているシーンなんかが、体験したことがないのに懐かしい気持ちになったりもした。冷蔵庫が電気ではなく、氷をいれていたりと時代を感じるが、考えれば今から50年近く前の話なんだよなあ。
堤真一の演技がおもしろく、堀北真希演じる六子にブチ切れて、物をこわしていくシーンなんかも笑ってしまったし、それを止めに入った吉岡秀隆演じる茶川が気絶して、通りでのびているシーンも笑ってしまった。物語クライマックスでは茶川と淳之介の心の交流というか、なんかこのあたりもいいシーンなんだよなあ。
全体的にはおもしろく、この時代を経験したことがなくても懐かしい感じがする。ぜひ続編を見てみたいと思っていたのだが、何と2007年の今年、この映画から4ヶ月が経った昭和34年を舞台に物語が展開する「続・三丁目の夕日」が公開されるそうだ。楽しみである。

鑑賞記[ア行] | 23:39:27 | Trackback(0) | Comments(0)
vol.132 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 特別版

原題 : HARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE
制作 : 2005年、アメリカ
監督 : マイク・ニューウェル
出演 : ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンほか

ストーリー
14歳になったハリー・ポッターは親友のロンやハーマイオニーたちとクィディッチ・ワールドカップの観戦に出かけるが、不吉な事件が発生する。不穏な空気を感じながらホグワーツ魔法学校の4年生に進級したハリーたちは、校長のダンブルドアから百年ぶりに「三大魔法学校対抗試合」を開催すると聞かされる。この対抗試合は命の危険性もあることから参加資格が17歳以上という制限を加えられ、各魔法学校から一人ずつ代表選手が「炎のゴブレット」から選出される。しかし、参加資格のないハリーも炎のゴブレットによって代表選手に選ばれることに。卑怯な手を使って代表選手になったと学校中から冷たい視線を浴びるハリー。そして、親友のロンまでも今まで見せたことのない態度をとり始める。辛い立場にありながら、ハリーは他の代表選手と共に3つの厳しい試練に挑んでいくのだが、その背後でハリーの宿敵ともいえるあのヴォルデモートが復活しようとしていた・・・。

感想
世界的ベストセラーを映画化したシリーズ第4弾。毎回書いているけど、主役の3人がこれまた大人っぽく成長している。
今回の映画は過去3作に比べると全体的に暗い。前作「アズカバンの囚人」も暗いと評したが、それ以上に暗い印象を受ける。この作品は回を重ねるごとに話が重くなっていくと聞いたことがあるが、その要因の一つがシリーズ開始当初から登場しているハリーの両親の敵・悪の魔法使いヴォルデモートの完全復活があるからだろう。このヴォルデモートの復活により、今までになかった悲しい出来事が待ち受けている。また、今作品ではハリーとロンに不穏な空気が流れる。これも今までになかった展開である。つまり過去3作が魔法と夢のある話であったのだが、この作品からおそらくラストまではストーリーで、それもダークな話で引っ張っていくことになるんだと思う。いや、これは原作を読んでいないので私の勝手な妄想だけど。映画最終作でヴォルデモートと最後の戦いがあると考えられるから、第5弾と第6弾でもう少し重い展開になるのかもしれない。
原作(日本版では上下巻)がボリュームがあるのにも関わらず、2時間半でまとめたのは少し辛いかも。まあ、ハリーたちの成長とヴォルデモートとの戦いをメインに据えるなら、これで問題もないかもしれないけど、原作重視派にとってはどうなんだろう。
1作目、2作目は子供向き。3作目から大人の鑑賞に耐えられる作品へと変わってきている「ハリー・ポッター」シリーズ。残り三作品はどうなるんだろうねえ。


(ハリー・ポッター シリーズ)
ハリー・ポッターと賢者の石
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

鑑賞記[ハ行] | 23:47:03 | Trackback(6) | Comments(0)
vol.131 「ウォーターボーイズ」
ウォーターボーイズ スタンダード・エディション

制作 : 2001年、日本
監督 : 矢口史靖
出演 : 妻夫木聡、玉木宏、金子貴俊、三浦哲郁、近藤公園、平山あや、竹中直人ほか

ストーリー
部員は3年生の鈴木だけという廃部寸前の唯野高校水泳部に新任教師・佐久間恵が顧問として着任した。唯野高校は男子校であり、若い女性は珍しいため、その日から水泳部の部員は急激に増加。しかし、佐久間が顧問として部員に指導したかったのは競泳ではなく、シンクロナイズドスイミングだった。その事実を知った部員はすぐに退散。残ったのは鈴木、元バスケ部員の佐藤、ガリガリダンス少年の大田、カナヅチを克服したいガリ勉の金沢、なよなよっとした早乙女の5人だった。恥ずかしさとシンクロの難しさを感じながら5人は文化祭に向けて、男だけのシンクロ特訓を開始するのだが・・・。

感想
男たちのシンクロをテーマにした青春コメディー映画。後にドラマ化もされた人気シリーズの原点ともいえる作品である。
今では普通に認知されるようになったが、当時としては男がシンクロをするというのは異質であり、それに大真面目に取り組む高校生の奮闘がおもしろい。妻夫木演じる鈴木のぼけっとした感じや、玉木演じる佐藤の変な感じ、金子演じる早乙女のいかにもカマっぽいしぐさなど、それぞれが大爆笑まではいかないが、プッと噴き出しそうになる。また、若手俳優だけでなく、竹中直人の相変わらずの怪演、柄本明の気持ちわるいオカマバーのママなど違った見所もある。
前半はゆるい感じで進むが、クライマックスのシンクロシーンは見事だ。くつろぎながら見るのにはいい映画であり、また見たくなる一本である。


(関連作品)
スウィングガールズ

鑑賞記[ア行] | 23:10:34 | Trackback(0) | Comments(0)
2007年の始まり
2007年が始まって8日ほど経過。
いろいろ忙しいですが、その合間にもいろいろと映画を見たいなあと感じております。
特にクラシック映画をたくさん見ていきたいなあ。いや、見る時間あるだろうか・・・。

雑記 | 20:56:55 | Trackback(0) | Comments(0)

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