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vol.94 「殺人の追憶」
殺人の追憶

原題 : 살인의 추억 (英題)MEMORIES OF MURDER
制作 : 2003年、韓国
監督 : ポン・ジュノ
出演 : ソン・ガンホ、キム・サンギョンほか

ストーリー
1986年、ソウル南部の農村で、手足を縛られたまま用水路に放置された女性の変死体が見つかる。地元警察のパク刑事は早速、捜査を開始するが、何の手がかりも得られないまま、新たな犠牲者が発見される。パク刑事は現場検証を行うものの、有力な証拠を見つけることができない。そんな時、ソウル市警からこの事件を捜査するためにソ刑事が派遣される。その後の捜査で容疑者と思える男を逮捕するが、証拠不十分で釈放。事件の手がかりは一向につかめず、足で捜査を行うパク刑事と、資料を読んで推理していくソ刑事はたびたび衝突してしまう。一方、犯人は捜査に行き詰る警察をあざ笑うかのように、次々と殺人を起こしていくのだった・・・。

感想
韓国で80年代後半に実際に起こった未解決連続殺人を基にして作られた映画。一見のどかで平和そうな農村で女性ばかりを狙った猟奇的な殺人事件が多発する。地元警察のパク刑事とソウル市警のソ刑事は性格も捜査方法も異なりながら、この事件の真犯人を捕まえるべく奔走する。基本的にサスペンスであり、実話を基にしているので重苦しくなりがちだが、ユーモアが盛り込まれていて最初から最後まで飽きずに鑑賞することができた。
前半は難航する捜査を占いで頼ったりするなど、まだ余裕があるかに見えるが、限りなく容疑者に近い男を見つけてからの後半は、物的証拠が見つからず事件は更なる悲劇と深刻さを増していく。刑事たちの苦労が徒労に終わってしまうというエンディング。犯人の可能性が高い男を捕まえることができないやるせなさが伝わってくる。元々が未解決事件を題材にしているわけで、どのように終わらせるのかと食い入るように見てしまった。
ラストは舞台が2003年に移る。この部分はラストのネタバレになるので未見の方は注意を。刑事を辞めて会社員となっていたパクが、たまたま最初の事件のあった現場を通りがかり、立ち止まって用水路を覗き込んでいた。パクのその行動を目撃したある少女は、以前も同じように用水路を覗き込んでいた男がいたと話しかけてくる。パクが少女から聞いた話によると、パクと同じように用水路を覗き込んでいた男は、昔、用水路で自分がしたことを思い出していたのだと少女に語ったらしい。少女と話した男こそ一連の事件の真犯人であり、捕まらず野放しになっているのである。パクは少女にどんな顔をしていたかと尋ねるが、普通の顔だと答えるだけ。これほど怖いことはないだろう。どこにでもいるような普通の顔をした男が連続殺人を起こし、未だに捕まっていないという現実。今でも街で平然と暮らしているわけである。隣近所、あるいは周りにいる普通の人がもしかしたら殺人犯かもしれないという恐怖。パクを演じたソン・ガンホの表情で全てが伝わってくるラストである。
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鑑賞記[サ行] | 21:17:41 | Trackback(0) | Comments(0)
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