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vol.102 「マラソン」
マラソン

原題 : 말아톤 (英題)MARATHON
制作 : 2005年、韓国
監督 : チョン・ユンチョル
出演 : チョ・スンウ、キム・ミスク、イ・ギヨンほか

ストーリー
大人でありながら、5歳児程度の知能しか持たない自閉症の青年ユン・チョウォン。彼はシマウマとチョコパイが大好きで、感情がコントロールできず、周囲を巻き込んでは何かと騒動を起こしている。そんなチョウォンにできる限りの愛情を注ぐ母キョンスクの願いは、「息子よりも一日だけ長く生きること」であった。ある時、キョンスクはチョウォンにマラソンの才能があるのを見抜き、10キロマラソンに挑戦させると、3位という好成績をおさめる。マラソンをしている時だけは他の人と変わらない、いやそれ以上の才能を発揮するチョウォンのために、キョンスクは元有名マラソン選手ソン・チョンウクにコーチを頼む。現役を退き、やる気のないソンだったが、チョウォンのバカ正直すぎるほどの純真さと彼の素質にやる気を出し始める・・・。

感想
自閉症の青年とその母親の愛と苦悩をマラソンを通して描いた実話を基にした映画である。
人間というのは5歳ぐらいまでは発達が人より遅いだけなのか、このままなのかがわからないらしい。診断できる年齢になり、病院で検査したところ、主人公チョウォンは「自閉症」であると診断される。この自閉症は病気ではなく、障害。治ることはないのである。このときの母親の絶望、悲しみが伝わってくる。人とのコミュニケーションがうまくとれないため、関わる人、特に家族は疲れるのである。母親は幼い頃からチョウォンを献身的に世話するのだが、その代償として父親はチョウォンの育児を手伝わず、また弟は兄であるチョウォンにばかりかまっている母親に寂しさを感じるのである。主人公一家は決して幸せでもなく、よくできた家族でもない。どこにでもいるようないたって普通の家族。それぞれが悩み、苦しんでいるのである。
他の人とは違うチョウォンだが、マラソン能力には優れていた。母親はチョウォンがマラソンをしている時は普通の人と変わらないということにどこか希望的な側面を持っていた。一方で、チョウォンは昔、母親に捨てられかけたという記憶が残っており、再び母親に見捨てられるのをおそれ、母親に従いながらマラソンに打ち込んでいた部分があったようだ。中盤でいろいろと問題が発生し、チョウォンも母親も一度はマラソンのことを忘れるのだが・・・。ここからは物語のクライマックスであり、あとは映画を見て欲しい。ラストはハッピーエンドとまではいかないものの、少しは前進したかなという感じで、無理やり感がなくてよいと思う。
チョウォンを演じたチョ・スンウ、母親のキム・ミスクの演技がいい。また、最初はやる気のなかったチョウォンのマラソンコーチであるソン・チョンウクとの徐々に心を開いてく過程もなかなかよかった。
この映画は実際にフルマラソンを3時間以内で完走した自閉症の青年をモデルにしており、彼はその後トライアスロンにも挑戦し、完走しているらしい。
この手の映画って、周りに障害についてよく理解しているいい人みたいなのがいそうだが、そういうのがほとんどといっていいくらい登場しなかった。人間って善悪併せ持っている生き物だから、この映画に出てきた登場人物たちの言動の方がリアルなのかもしれない。ユーモラスな部分もあるし、押し付けがましい感動映画でもないと私は感じたのだが、途中途中でわからないシーンっていうのもあった。伏線みたいなのものかと思いきや、結局いかされることもなかったし。韓国映画にはわりとそういう部分が多いんだよなあ。でも、まあ一度見ておくのもよい映画だと思う。
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鑑賞記[マ行] | 21:28:17 | Trackback(0) | Comments(0)
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