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vol.115 「パッチギ!」
パッチギ ! スタンダード・エディション

制作 : 2004年、日本
監督 : 井筒和幸
出演 : 塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、オダギリジョーほか

ストーリー
グループサウンズが流行った1968年の京都。京都府立東高校空手部と朝鮮高等学校の番長アンソンたちは激しく対立していた。ある日、東高校の康介はケンカの力をサッカーで発散させるために、担任の指示で友人と親善サッカーの試合を申し込みにいくために朝鮮高校を訪れる。そこで康介はフルートの得意なアンソンの妹キョンジャに一目惚れ。キョンジャが演奏していた曲が朝鮮分断の悲しみを歌った「イムジン河」だと楽器店で坂崎という男から教えられた康介は、キョンジャと親しくなりたいために「イムジン河」の弾き語りと朝鮮語を学ぶのだが・・・。

感想
日本と在日朝鮮の高校生の恋と友情、ケンカの日々を描いた作品。あの井筒監督の作品だけあって、序盤からバスは横転させるわ、ボーリング場で乱闘するわ、クライマックスでは河原で決闘するわとこれでもかというぐらい、殴り合い、どつきあいのケンカシーンが目白押しである。ビー玉を口にくわえさせて殴るシーンとかは見ているこっちが痛いぐらいだ。そういうケンカシーンのあいだに、グループサウンズ、ヒッピー、大学紛争など当時の背景を織り交ぜながら、在日朝鮮人の高校生と日本の平凡な高校生のそれぞれの生き方、青春を描いているわけである。
日本人高校生・康介役には塩谷瞬が扮し、冒頭ではキノコアタマを披露してくれる。物語の中心的人物は在日朝鮮高校生・アンソン役の高岡蒼佑かもしれない。アンソンの仲間たちも個性的だ。康介に「イムジン河」を教える坂崎はヒッピーのようである。そんな坂崎をオダギリジョーがほんわかした感じで演じている。連ドラで初主演になる前の沢尻エリカがアンソンの妹キョンジャ役で出演。
コメディー的な部分もあるが、後半はある事件をきっかけにシリアスになるかも。日本よりも朝鮮側の方に重点を置いた趣がある。朝鮮側が康介に過去にされた出来事を泣きながら語るシーンで康介を罵倒するが、この辺はいろいろ考えさせられる。朝鮮側に立てば、「そうだ、そうだ」という応援的感情になるだろう。逆に日本側に立てば、罵倒される康介は直接関係していないわけだし、そんな一人の人間を責め立てるのはお門違いだという感情が生まれてくる。この場合は中立的にこの映画を見なければならないだろうな。他に康介がキョンジャから自分のために朝鮮人になれるかと問いかけられる場面がある。同じ状況で果たしてどういう返答ができるのだろうか。このあたりもなかなか考えさせられる場面である。
日本人側でずば抜けたキャラクターがいないのだが、大友康平が演じるラジオのディレクターがまだいい方かもしれない。上司にたて突き、そして殴り、鼻血を流しながらも発売中止になった「イムジン河」を放送しようとする心意気はすばらしい。「イムジン河」以外にエンディングには「あのすばらしい愛をもう一度」とザ・フォーク・クルセダーズの楽曲が使われており、この当時どんぴしゃ世代には懐かしくてたまらないだろう。
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鑑賞記[ハ行] | 22:30:03 | Trackback(0) | Comments(0)
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