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vol.148 「あの子を探して」
あの子を探して

原題 : 一個都不能少 (英題)NOT ONE LESS
制作 : 1999年、中国
監督 : チャン・イーモウ
出演 : ウェイ・ミンジ、チャン・ホエクー、チャン・ジェンダ、カオ・エンマンほか

ストーリー
1ヶ月間、村の小学校を離れなくてはならなくなったカオ先生の代わりに、村長がつれてきた代用教員のウェイ。13歳の少女であるウェイはやんちゃな28人の生徒たちが一人も辞めなかったら、報奨金をあげるという言葉を信じて毎日、生徒たちを見張り続ける。そんなある日、生徒の中でも一番手のかかる腕白坊主のホエクーが病気の母に代わって家計を助けるために街へ出稼ぎに行ってしまう。ウェイはホエクーを連れ戻すために街へ出かけるのだが・・・。

感想
出演者の子供たちも含めて、プロの俳優を一切使わずに限りなくリアルに近い内容に仕上げているかに見える作品だ。
たった13歳で代用教員として赴任した少女ウェイ。教師の仕事がしたいわけではなく、報奨金をもらうためだけにこの仕事を引き受けたので、全くやる気はないし、無愛想。お世辞にもかわいい少女とはいえない。原題にもあるように生徒を一人も辞めさせなければ余分に報奨金をあげようというカオ先生の言葉だけを信じて、騒がしい子供たちを監視し続けるのである。この村自体決して裕福な場所ではないため、子供たちが常に勉強できる環境にあるわけではない。
実際、ウェイも13歳ならまだ学校に行って勉強をしている年齢にも関わらず、教師の仕事をやっているわけで。そんな中、一番手のかかっていた少年・ホエクーが街に出稼ぎに行ってしまう。つまり、学校から一人生徒が辞めたことになり、そうなるとカオ先生との約束の報奨金がもらえなくなる。そこでウェイは子供たちとどうやったらホエクーを連れ戻すことができるのかを考えるのである。街に行くためにはバスを使うのがよいわけだが、そのバス代は持っていない。バス代を稼ぐために子供たちと勝手にレンガ運びの仕事をし、現場の責任者に働いたのだからお金をくれと全く勝手な言い分でお金を要求するのである。また、バス代がいくら必要かを子供たちと計算しているシーンがあるのだが、これが自然と算数の授業になっているのがおもしろい。
なんとか街へ向かったウェイは、ホエクーを探すわけである。もちろん、最初のうちは報奨金をもらうために何としてでもホエクーを探すために必死だったのだが、なかなか見つからないホエクー探しにだんだん疲れていき、あの手この手を使って粘りに粘った成果でテレビ出演を果たしたウェイが無表情から涙を流してホエクーを呼びかけるのである。それをホエクーもテレビで見て、同じように涙を流すのである。このシーンが一番よかった。ウェイの涙が報奨金がもらえないかもしれないという涙なのか、ホエクーを本気で心配している涙なのかは見る人の判断によって違うかもしれないが、私は純粋に教師としてではなく、一人の少女の気持ちを表現していると解釈した。
エンディングは大団円。ウェイの表情もホエクーの表情も映画序盤とは違って、優しい、幸福感に包まれたよい表情をしている。
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鑑賞記[ア行] | 22:09:44 | Trackback(0) | Comments(0)
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