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vol.52 「U・ボート ディレクターズ・カット」
U・ボート ディレクターズ・カット

原題 : DAS BOOT(DIE SCHNITTFASSUNG DES REGISSEURS)
制作 : 1997年(オリジナル:1981年)、ドイツ
監督 : ウォルフガング・ペーターゼン
出演 : ユルゲン・プロホノフ、ヘルベルト・グレーネマイヤー、クラウス・ヴェンネマン、アーウィン・レダーほか

ストーリー
第二次世界大戦下の1941年。ナチス占領下のフランス軍港ラ・ロシェルからドイツ軍の誇る潜水艦「U-96」が出撃した。最年長の艦長をはじめ、平均年齢が20代という若い乗組員43名が、連合軍の艦隊ひしめくジブラルタル海峡へ向け、押し寄せる恐怖と戦いながら運命の航行を開始する。

感想
<私的潜水艦映画シリーズ第3弾>
潜水艦映画の最高傑作といわれている作品。もともとは1981年に全6話の「TVシリーズ」として制作された。それと同じ頃、TVシリーズを基に2時間ほどにまとめたオリジナル劇場版も製作され、全世界に公開されるとアカデミー賞に6部門でノミネートされるという快挙を成し遂げた。
監督であるウォルフガング・ペーターゼンはこの作品を評価され、ハリウッドに渡り、「ネバーエンディング・ストーリー」、「エア・フォースワン」、「パーフェクト・ストーム」、そして最新作ではブラッド・ピット主演の「トロイ」などを製作するに至っている。そんなウォルフガング・ペーターゼン自らが映像と音を再編集して完成させたのが、この3時間29分にも及ぶディレクターズ・カットである。
過去にも書いたように潜水艦映画にこりだした私は、いろいろと面白いといわれる映画を探しているのだが、ありとあらゆるところで推されているこの映画をぜひとも見とかなくてはならないと感じ、鑑賞することにした。
3時間29分と休む暇もなく続く映画ではあるが、そんなに長いとも感じなかった。映画のほとんどが潜水艦内部のシーンというのがすごい。また、「U-571」などの潜水艦映画のような派手なアクションはなく、ただひたすら潜水艦内部での人間たちの生活が描かれているという感じだ。
巨大な船ではないのに、その中に男たちが43人もいて、トイレが一つ。無精ひげを生やす者もいるし、海の上だから風呂に入るということもほとんどないだろうから、不潔な艦内になっていると思う。見ているだけなのに潜水艦内の圧迫感や閉塞感が伝わってくる。実際に乗務するとこんな感じなのかもしれない。
出航前は元気だった船員たちがどんどんやつれていく姿が妙にリアルである。敵からの攻撃に耐えられなくなり、発狂しそうになる船員も出てくる。極限の状態に追い詰められると人間はあんな風になってしまうのかもしれない。
この映画の見せ場ともいうべきところは、敵の攻撃を受け、海底に沈んでしまったU・ボートを艦長の指示のもと、修理して再び浮上しようと奮闘していくところだろうか。浮き上がれるかどうかはやってみないとわからない。失敗すれば43人全員が海底で死ぬことを意味している。生き残るためには必死で修理して、浮上しなくてはならない。死と隣りあわせな過酷な状況の中を必死でがんばるのである。やがて、修理に成功し、それを艦長に伝えるシーンはなんかよかった。
この映画で一番訴えたいと思われるのは、おそらくラストシーン。あまりにもむなしい。見るものに訴える反戦のメッセージ。必死で手に入れた「生」が、簡単に奪われるという現実。なんのフォローもなく終わるところが、これまたすごい映画だと思う。
ディレクターズ・カットは映像も綺麗になっていて、20年以上前の映画にも関わらず、古い印象はあんまり感じない。ただ、この潜水艦内の緊迫した状況や静かな雰囲気が苦手の人には、おもしろさを感じないかもしれない。私は潜水艦映画として、反戦映画として十分に見ごたえのある映画だと思う。


ちなみに「オリジナル劇場版」、「ディレクターズ・カット」、「TVシリーズ完全版」を含めたU・ボート パーフェクト・コレクションも発売中である。

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鑑賞記[ヤ行] | 12:00:11 | Trackback(0) | Comments(0)
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